NDロードスターのライバル ― 2015年04月18日 23時07分56秒
NDは1500ccにダウンサイジングされて、価格は20万円ちかく高くなった。昔から上級グレードは大きい排気量のエンジンを積み、充実した装備を纏って値段も高いってのが普通だった。過去の常識で考えると、NDの価格設定はあり得ないことだと思う。「1.5Lなら100歩譲っても価格据え置きでしょ」って思う人がいても不思議ではない。
だけど実際は2.0Lエンジンも1.5Lエンジンもコストなんて対して違わない筈なんだよね。過去の商習慣というか、儲けの構図としてエンジン排気量による価格設定が存在してたんだと思う。昔のスカイラインのように上級グレードは2Lの直6、廉価グレードは1.8Lの直4というような設定だとコストもそれなりに違ってくるけど、同じ直4で排気量違いの設計・製造コストの違いなんてほとんど無いと思う。
NDは1.5Lエンジンのクルマとして見ると割高かもしれないけど、そんなことを言うと200万円を超えるS660なんて割高なんてレベルではなくなってしまう。コスト対排気量比を判断基準にしようとすると、ほとんどの外国車は買えなくなってしまう。いや、無駄に排気量がデカくて価格の安いアメ車が一番お買い得になってしまうカモ。一時期国内市場に参入してたGM(ポンティアック)のグランダムとか(笑)。
マツダは色々と検討した結果、1.5Lが一番ロードスターに向いていると判断したんだと思う。2.0Lを積めば速い車になることは分かっているけど、1トンソコソコの車重に160馬力はパワーがありすぎて公道ではアクセルが踏めなくなってしまう。アクセルを踏み込んでエンジンパワーを使いきる感じを楽しむためには、確かに2.0Lの排気量は少し大きすぎる。NA6と同じ1.6Lを積みたいって気持ちはあったかもしれないけど、1.6LエンジンをND専用に新開発するのはコストが掛かりすぎる。
車体重量を軽くすれば、同じ動力性能をより小排気量のエンジンを積んだ車で出すことができる。NDは車体の軽量化にお金を使っていると思えば、250万円は十分に納得のいく価格だと思う。NCのトランク、ボンネット、ドアをカーボンにして、アクリルウインドウを入れても100kgの軽量化なんて出来ないし、エアコンやパワステ、内装を撤去しても100kgの軽量化なんて不可能だと思う。NDは快適装備を備えた上で100kg軽量化してるんだから凄いとしか言いようがない。
NDの登場を一番警戒しているのはロータスかもしれないね。本来ロータスのようなメーカーでないと作れなかったライトウェイトスポーツを、マツダのような大きなメーカがリリースしてくる。販売台数は少なめだけど、その分高価格で販売されてきたエリーゼ。NDは販売台数を武器に、エリーゼの半額以下の価格で、そしてさほど大きく違わない重量で登場する。信頼性にしても部品供給体制にしても、NDはロータスエリーゼに比べるまでもないことは誰の目にも明らか。
現行のロータスエリーゼは快適装備を標準装備し、乾燥重量は900kgと登場時に比べて200kg以上も重くなってしまった。NDのガチンコライバルといえるスペックになってしまっていて、エリーゼのライトウェイトスポーツとしてのアドバンテージは少なくなってしまっている。次期エリーゼは大きくなってパワーアップするとも噂されているので、NDは名実ともにライトウェイトスポーツの代表モデルになるかもしれないね。
だけど実際は2.0Lエンジンも1.5Lエンジンもコストなんて対して違わない筈なんだよね。過去の商習慣というか、儲けの構図としてエンジン排気量による価格設定が存在してたんだと思う。昔のスカイラインのように上級グレードは2Lの直6、廉価グレードは1.8Lの直4というような設定だとコストもそれなりに違ってくるけど、同じ直4で排気量違いの設計・製造コストの違いなんてほとんど無いと思う。
NDは1.5Lエンジンのクルマとして見ると割高かもしれないけど、そんなことを言うと200万円を超えるS660なんて割高なんてレベルではなくなってしまう。コスト対排気量比を判断基準にしようとすると、ほとんどの外国車は買えなくなってしまう。いや、無駄に排気量がデカくて価格の安いアメ車が一番お買い得になってしまうカモ。一時期国内市場に参入してたGM(ポンティアック)のグランダムとか(笑)。
マツダは色々と検討した結果、1.5Lが一番ロードスターに向いていると判断したんだと思う。2.0Lを積めば速い車になることは分かっているけど、1トンソコソコの車重に160馬力はパワーがありすぎて公道ではアクセルが踏めなくなってしまう。アクセルを踏み込んでエンジンパワーを使いきる感じを楽しむためには、確かに2.0Lの排気量は少し大きすぎる。NA6と同じ1.6Lを積みたいって気持ちはあったかもしれないけど、1.6LエンジンをND専用に新開発するのはコストが掛かりすぎる。
車体重量を軽くすれば、同じ動力性能をより小排気量のエンジンを積んだ車で出すことができる。NDは車体の軽量化にお金を使っていると思えば、250万円は十分に納得のいく価格だと思う。NCのトランク、ボンネット、ドアをカーボンにして、アクリルウインドウを入れても100kgの軽量化なんて出来ないし、エアコンやパワステ、内装を撤去しても100kgの軽量化なんて不可能だと思う。NDは快適装備を備えた上で100kg軽量化してるんだから凄いとしか言いようがない。
NDの登場を一番警戒しているのはロータスかもしれないね。本来ロータスのようなメーカーでないと作れなかったライトウェイトスポーツを、マツダのような大きなメーカがリリースしてくる。販売台数は少なめだけど、その分高価格で販売されてきたエリーゼ。NDは販売台数を武器に、エリーゼの半額以下の価格で、そしてさほど大きく違わない重量で登場する。信頼性にしても部品供給体制にしても、NDはロータスエリーゼに比べるまでもないことは誰の目にも明らか。
現行のロータスエリーゼは快適装備を標準装備し、乾燥重量は900kgと登場時に比べて200kg以上も重くなってしまった。NDのガチンコライバルといえるスペックになってしまっていて、エリーゼのライトウェイトスポーツとしてのアドバンテージは少なくなってしまっている。次期エリーゼは大きくなってパワーアップするとも噂されているので、NDは名実ともにライトウェイトスポーツの代表モデルになるかもしれないね。