ほどほど2025年02月24日 22時56分16秒

M2 1028
さすがは巨匠、発言の重みが違う。巷ではよく所ジョージ氏のライフスタイルやお金に執着しない振る舞いが注目されることが多いけど、堺正章氏もアラフィフ男が憧れるナイスな大人だと思う。確かに趣味の世界でもすぐにお金の話をする人がいて、俺もそんな人とは仲良くなれない。金銭感覚は人それぞれだし、そもそも損得勘定で趣味のモノは買ってないからね。先日書いた石田純一氏からはTVの画面越しにもお金の匂いがプンプンする(笑)。

お金はほどほどでいい。だけど「ほどほど」加減には雲泥の差がある。俺にはフェラーリを楽しめるだけの「ほどほど」な経済力はないけど、幸か不幸かフェラーリを楽しむ趣味は持ち合わせていない。国産スポーツカーやバイクをこよなく愛してるんだけど、幸いにも今のところロードスターを楽しむ程度のほどほどなお金は稼ぐことができている。多すぎず少なすぎず、まさにちょうどいい感じ。

「自分のためにお金を貯めこむのは、実は自分のためになっていない」というのは実に深いと思う。確かに人のために使ったお金はまわりまわって最後には自分に返ってくる可能性はあるし、使わないと死に金になって何も返ってこないのも間違いない。お金は使わないと入ってこなくなるというけれど、少なくとも必要以上にためるのは意味がないことなんだと改めて納得。

最近ちょっと反省していることがある。それはお金を自分や家族の為だけに使ってきたこと。ニポン人全体に言えることだと思うけど、ニポン人って外国人に比べて他人への施しや寄付をあまりしない。タイ人はニポン人より所得が少なくても、街のホームレスや物乞い、募金を募る人たちなどに躊躇なくお金を渡している光景をよく目にする。その度に自分にしかお金を使ってこなかった自分が恥ずかしく感じるんだよね。

海外生活を通して、困っている人を少しでも助けたいと思うようになった。無くても生活に困ることはない自分のクルマとかに使う金があるなら、その一部を他人のために使うのも悪くないと思う今日この頃...