フォルクスワーゲン不正問題 ― 2015年09月26日 23時16分17秒
フォルクスワーゲンの排ガス不正問題、想像を超える広がりを見せていて今のところ結末が全く見えない。ECUのプログラムにテストモードを組み込み、ECUがテストだと認識すると走行性能を落とし、排ガス浄化装置をフル稼働させて排ガス性能を高いように装う。しかし実際の走行では走行性能を落とすことも排ガス浄化装置をフル稼働させる事も無いので、汚れた排気ガスを放出してしまうというもの。
当然ながらクルマが走行中に出す排気ガスが規制値を満たしていることが重要なわけで、テストモードなどというのが存在してはいけない。テストでいい成績が出るようにプログラムをチューニングするのはいいんだけど、それは実走行でも同じプログラムでないと意味が無い。フォルクスワーゲンの不正は違うクルマにテストを受けさせているのと同じで、某四つ菱自動車のリコール隠しよりも悪質だと思う。
この問題はどのような結末を迎えるのだろうか。当然リコールで規制に適合したエンジンに積み替える必要があると思うけど、型式の違うエンジンを積みかえるなんて事は普通は出来ない。問題は対象台数の多さ。ヨーロッパはディーゼルエンジンが一般的なので、規制に適合した新車と交換なんてことにでもなったらフォルクスワーゲンと言えども債務超過に陥るのは間違いないと思う。
フォルクスワーゲンはエンジンコントロールにBOSCHのシステムを使っている。同じBOSCHのシステムを使ったBMWも不正の疑惑が噂され始めている。日本のメーカの多くはDENSO製のシステムを使っているので、とりあえずこの問題が飛び火してくる事はないと思う。
ディーゼルエンジンと言えばSKYACTIV-Dで快進撃を続けているマツダ。マツダは問題のNOXを下げるために、圧縮比を14に落としている。圧縮比を落とせばパワーが落ちるし、綺麗に燃焼させるのが難しくなるところを、マツダは独自技術で14という低圧縮比を実現した。SKYACTIV-Dは本質的に排ガスに含まれるNOXが少ないので、浄化装置さえも必要としない。今回のフォルクスワーゲンの不正問題は、間違いなくマツダにとって追い風となると思う。
頑張れマツダ(^^)
当然ながらクルマが走行中に出す排気ガスが規制値を満たしていることが重要なわけで、テストモードなどというのが存在してはいけない。テストでいい成績が出るようにプログラムをチューニングするのはいいんだけど、それは実走行でも同じプログラムでないと意味が無い。フォルクスワーゲンの不正は違うクルマにテストを受けさせているのと同じで、某四つ菱自動車のリコール隠しよりも悪質だと思う。
この問題はどのような結末を迎えるのだろうか。当然リコールで規制に適合したエンジンに積み替える必要があると思うけど、型式の違うエンジンを積みかえるなんて事は普通は出来ない。問題は対象台数の多さ。ヨーロッパはディーゼルエンジンが一般的なので、規制に適合した新車と交換なんてことにでもなったらフォルクスワーゲンと言えども債務超過に陥るのは間違いないと思う。
フォルクスワーゲンはエンジンコントロールにBOSCHのシステムを使っている。同じBOSCHのシステムを使ったBMWも不正の疑惑が噂され始めている。日本のメーカの多くはDENSO製のシステムを使っているので、とりあえずこの問題が飛び火してくる事はないと思う。
ディーゼルエンジンと言えばSKYACTIV-Dで快進撃を続けているマツダ。マツダは問題のNOXを下げるために、圧縮比を14に落としている。圧縮比を落とせばパワーが落ちるし、綺麗に燃焼させるのが難しくなるところを、マツダは独自技術で14という低圧縮比を実現した。SKYACTIV-Dは本質的に排ガスに含まれるNOXが少ないので、浄化装置さえも必要としない。今回のフォルクスワーゲンの不正問題は、間違いなくマツダにとって追い風となると思う。
頑張れマツダ(^^)