ニコンDLシリーズ2016年02月23日 23時07分54秒

コンドミニアムの窓からの景色
面白いカメラが登場したね、1インチセンサー搭載の高級コンパクト ニコンDLシリーズ。それも最初から異なる3種類のレンズをラインナップするという力の入りよう。コンパクトデジカメとしては異色の超広角ズームを搭載するDL18-50 f/1.8-2.8、標準ズームレンズ搭載のDL24-85 f/1.8-2.8、高倍率ズームレンズ搭載のDL24-500 f/2.8-5.6の3ラインナップ。

面白いのは広角18mm・開放F1.8のスペックを誇る、一番尖がってるスペックのDL18-50 f/1.8-2.8。なんとニコンの高級レンズに採用されているナノクリスタルコート仕様という、ニコンマニアの心をくすぐるスペック。買うならこれ一択でしょ、これは中々に魅力的。俺が持っているレンズの中で一番ワイドなのがTokina AF AT-X 17mm f/3.5 Aspherical だけど、それに匹敵する超広角がコンデジで使えてしまう贅沢。

この手のカメラは基本的にスナップ専用なので、個人的には28mm単焦点でOK。それがこのカメラは超広角18mmから標準50mmまでカバーできるんだから言うことなし。超広角を生かした構図からポートレイトまで、望遠以外の撮影をこの1台でこなしてくれる。普段撮影するシーンの8割はこのカメラでカバーすることが出来そう。値段はちょっと高めだけど、ナノクリ仕様ってことを考慮すると一番お買い得とも言える。

標準ズームレンズを搭載するDL24-85 f/1.8-2.8も魅力的。個人的にはレンズを含めたサイズが最もコンパクトな点がこの機種最大の魅力に感じる。だけど悲しいかなレンズがナノクリ仕様でないんだよね、このレンズがナノクリ仕様だったらDL18-50 f/1.8-2.8と同じくらいに魅力を感じたんだけどねぇ。まぁ価格が最も安くて使いやすいズーム域のレンズが付いているので、なんだかんだ言っても一番売れるのはこのモデルだと思う。

一番いらんのがDL24-500 f/2.8-5.6。でかいしかっこ悪いし、これ買うくらいなら、Nikon 1 V3とマウントアダプター買って70-300mm組合せたほうがよっぽど幸せになれそうな気がする。こんなモデル開発する余力があるなら、D5のイメージセンサを搭載したDfの後継モデルを開発してほしいな (^^)