高速増殖炉 ― 2011年04月24日 23時38分40秒
日本にある原子力発電所は大きく分けて軽水炉と高速増殖炉の2種類。放射性物質の漏洩が続いている福島第一原発の原子炉も、冷却に淡水を使う軽水炉と呼ばれるタイプ。国内の原子炉のほとんどが軽水炉で、高速増殖炉は福井県にある「もんじゅ」と茨城県にある「常陽」の2基のみ。
軽水炉に使う核燃料はウラン235。ウラン235に中性子をぶつけると核分裂が起こり、その核分裂で出てきた中性子が次の核分裂を起こさせる。しかし核分裂によって放出された中性子は速度が速すぎてウランの核反応を起こさせ難いため、水を使って速度を落としている。
高速増殖炉に使う核燃料はプルトニウム。プルトニウムを核分裂させたエネルギーで発電すると共に、あらかじめ原子炉内に装填した核燃料として使えないウラン238を核燃料として使えるプルトニウム239に変えることができる。
プルトニウムに中性子をぶつけると核分裂が起こる。プルトニウムの核分裂で発生した中性子は次なるプルトニウムの核分裂を起こし、それ以外の中性子の一部はウラン238に吸収されて核燃料として使用可能なプルトニウム239に変わる。プルトニウムの核分裂には高速な中性子が適していることから、冷却に水は使えない。
軽水炉の場合は水で直接冷却し、発生した蒸気でスチームタービンを回して発電する。高速増殖炉では中性子を減速させないために金属ナトリウムで冷却し、熱交換器で金属ナトリウムの熱を回収してスチームタービンで発電する。
高速増殖炉は核分裂の速度が速く、制御が難しい。軽水炉に比べて制御棒の効きも遅い。もし地震で炉の制御系に機械的なトラブルが生じた場合、軽水炉より核暴走する危険性が高い。ちなみに高速の中性子を利用してプルトニウムを増殖するから「高速増殖炉」と呼ぶのだそうだ。
金属ナトリウムを使用した冷却も非常にリスクが高い。地震でナトリウム配管が破損して流出でもしたら大事故は避けられないし、今回の福島第一原発のように電源喪失でナトリウム系もしくは2次側冷却水系の循環機能が失われたりしたら福島第一原発事故以上の大惨事になることは想像に難しくない。
高速増殖炉も軽水炉も冷却水系にトラブルが生じると大事故になる点は共通だけど、冷却系がより複雑で扱いの難しい金属ナトリウムを使っている高速増殖炉のリスクがより高いのは明らか。米国、フランスをはじめ先進国がその危険性から高速増殖炉の運用から撤退している事実がそれを証明している。
軽水炉はともかく、高速増殖炉の運転は直ちに停止した方がいいと思う。その高速増殖炉もんじゅがいま大変なことになっている事はあまり報道されていない。
軽水炉に使う核燃料はウラン235。ウラン235に中性子をぶつけると核分裂が起こり、その核分裂で出てきた中性子が次の核分裂を起こさせる。しかし核分裂によって放出された中性子は速度が速すぎてウランの核反応を起こさせ難いため、水を使って速度を落としている。
高速増殖炉に使う核燃料はプルトニウム。プルトニウムを核分裂させたエネルギーで発電すると共に、あらかじめ原子炉内に装填した核燃料として使えないウラン238を核燃料として使えるプルトニウム239に変えることができる。
プルトニウムに中性子をぶつけると核分裂が起こる。プルトニウムの核分裂で発生した中性子は次なるプルトニウムの核分裂を起こし、それ以外の中性子の一部はウラン238に吸収されて核燃料として使用可能なプルトニウム239に変わる。プルトニウムの核分裂には高速な中性子が適していることから、冷却に水は使えない。
軽水炉の場合は水で直接冷却し、発生した蒸気でスチームタービンを回して発電する。高速増殖炉では中性子を減速させないために金属ナトリウムで冷却し、熱交換器で金属ナトリウムの熱を回収してスチームタービンで発電する。
高速増殖炉は核分裂の速度が速く、制御が難しい。軽水炉に比べて制御棒の効きも遅い。もし地震で炉の制御系に機械的なトラブルが生じた場合、軽水炉より核暴走する危険性が高い。ちなみに高速の中性子を利用してプルトニウムを増殖するから「高速増殖炉」と呼ぶのだそうだ。
金属ナトリウムを使用した冷却も非常にリスクが高い。地震でナトリウム配管が破損して流出でもしたら大事故は避けられないし、今回の福島第一原発のように電源喪失でナトリウム系もしくは2次側冷却水系の循環機能が失われたりしたら福島第一原発事故以上の大惨事になることは想像に難しくない。
高速増殖炉も軽水炉も冷却水系にトラブルが生じると大事故になる点は共通だけど、冷却系がより複雑で扱いの難しい金属ナトリウムを使っている高速増殖炉のリスクがより高いのは明らか。米国、フランスをはじめ先進国がその危険性から高速増殖炉の運用から撤退している事実がそれを証明している。
軽水炉はともかく、高速増殖炉の運転は直ちに停止した方がいいと思う。その高速増殖炉もんじゅがいま大変なことになっている事はあまり報道されていない。
そなえよつねに ― 2011年04月20日 23時02分40秒
福島第一原発の営業運転開始40年、原発事故の起こる前に書かれたこの記事がなんとも興味深い。
原発誘致で得られた多額の交付金の使途は運動公園や健康ランド系の箱モノ施設の建設。どう考えても身の丈を超えた不要なモノばかりで、巨額投資と高額な維持費の為に福島第一原発を擁する双葉町は早期健全化団体に転落。町長は箱モノで故郷が豊かになり、住民が幸せになると思っていたのだろうか?
双葉町の思惑に反して人口は減少の一途を辿り、住民は生活に欠かせない医療サービスにさえ不安を抱いている状況。双葉町は財政健全化の切り札として、福島第一原発7号機及び8号機の増設を待ち望んでいたという事実。この記事を読む限り、交付金がもたらす負の側面しか見えてこない。
今回の事故で驚いたのが放射線量の測定が東電任せだということ。町の主要箇所に独立したモニタリングポストを設置し、測定した放射線源の漏洩状況から自治体が独自に避難範囲を検証するくらいの準備は出来たはず。独自に線量を計測する設備を持っていないのか?それとも電気が無くて測れない状況なのか?
放射線管理の知識を身につけた住民を安全に導けるリーダも居ないようだし、自治体の無策ぶりにはホント呆れてしまう。住民に行き渡るだけのポケット線量計を準備し、いざという時には住民に身につけさせて被曝量を管理するくらいのことが何故できなかったのか。
先日避難を強いられている地域の町長が涙ながらに窮状を訴えている姿がTVに映っていた。原発事故の被災者は本当に気の毒だけど、万が一に備えて住民の安全についての対策や準備を怠った自治体の責任も決して軽くはないと思う。
原発周辺地域の町長は事故の被害者であると同時に、住民に対しては加害者でもあることを認識すべきだ。第2、第3の福島を出さないためにも、原発を擁する自治体の長の資質が今問われている。
原発誘致で得られた多額の交付金の使途は運動公園や健康ランド系の箱モノ施設の建設。どう考えても身の丈を超えた不要なモノばかりで、巨額投資と高額な維持費の為に福島第一原発を擁する双葉町は早期健全化団体に転落。町長は箱モノで故郷が豊かになり、住民が幸せになると思っていたのだろうか?
双葉町の思惑に反して人口は減少の一途を辿り、住民は生活に欠かせない医療サービスにさえ不安を抱いている状況。双葉町は財政健全化の切り札として、福島第一原発7号機及び8号機の増設を待ち望んでいたという事実。この記事を読む限り、交付金がもたらす負の側面しか見えてこない。
今回の事故で驚いたのが放射線量の測定が東電任せだということ。町の主要箇所に独立したモニタリングポストを設置し、測定した放射線源の漏洩状況から自治体が独自に避難範囲を検証するくらいの準備は出来たはず。独自に線量を計測する設備を持っていないのか?それとも電気が無くて測れない状況なのか?
放射線管理の知識を身につけた住民を安全に導けるリーダも居ないようだし、自治体の無策ぶりにはホント呆れてしまう。住民に行き渡るだけのポケット線量計を準備し、いざという時には住民に身につけさせて被曝量を管理するくらいのことが何故できなかったのか。
先日避難を強いられている地域の町長が涙ながらに窮状を訴えている姿がTVに映っていた。原発事故の被災者は本当に気の毒だけど、万が一に備えて住民の安全についての対策や準備を怠った自治体の責任も決して軽くはないと思う。
原発周辺地域の町長は事故の被害者であると同時に、住民に対しては加害者でもあることを認識すべきだ。第2、第3の福島を出さないためにも、原発を擁する自治体の長の資質が今問われている。
レベル7 ― 2011年04月12日 23時35分42秒
福島第一原発事故の国際原子力事象評価尺度の暫定評価がチェルノブイリと同じ「レベル7」に引き上げられた。当初の発表はレベル4、その後スリーマイル島原発事故と同じレベル5に引き上げられたけど、どう見ても福島第一原発のほうが深刻。それがいきなりのレベル7、幾らなんでもお粗末すぎ。
チェルノブイリと同レベルにランクされるほど大量の放射性物質が放出されたと言うのに、政府はこれまで「安全」を繰り返し強調してきた。安全な訳がないではないか。もしかして放射線障害の確率的影響を調査したいが為に国民を危険な場所に留めたのではと邪推してしまう。
原発事故発生から1ヶ月経ち、突然飯館村が計画的避難区域に指定された。幾らなんでも遅すぎる。大量の放射線と放射性物質が降り注いだのは2号基の爆発があった3/15以降の数日間がもっとも深刻だった筈で、一ヶ月も経ってから住民の避難を決めた政府の方針は理解できない。
飯館村の住民は線量計を身に付けていないので実際の被曝量は分からない。以前20μSv/hという報道された飯館村の大気中の測定値を使って1ヵ月後の被曝線量を15mSvと計算していた。今は数μSv/hに下がっているようだけど、ピーク時の高い線量や地形・気象条件などを考慮すると、外部被曝に限定してもこの程度は被爆している可能性が高いと思う。
それに加えて呼吸や放射性物質に汚染された水や食物の摂取による内部被曝を考えると、この1ヶ月で30mSvは被曝したと考えるべきだと思う。大気中の放射線測定値は下がってきたと言っても、飯館村のそれはまだ非常に高いレベルにある。土壌汚染も深刻化しているし、今すぐにでも避難すべきである事は間違いない。
報道ステーションに飯館村に住む一家が紹介されていた。小学生低学年と思われる子供が映っていて、この1ヶ月の間必要のない被爆を強いられてきたか思うと悲しくなった。ほとんどの住民は福島第一原発で事故処理をしている作業者ではなく、個人の意思とは関係なく被曝を強いられてきた人々。また線量計も身につけておらず、被曝線量も管理されていない。
今この瞬間も飯館村に住む幼児や妊婦が居るかと思うと心が痛む。
チェルノブイリと同レベルにランクされるほど大量の放射性物質が放出されたと言うのに、政府はこれまで「安全」を繰り返し強調してきた。安全な訳がないではないか。もしかして放射線障害の確率的影響を調査したいが為に国民を危険な場所に留めたのではと邪推してしまう。
原発事故発生から1ヶ月経ち、突然飯館村が計画的避難区域に指定された。幾らなんでも遅すぎる。大量の放射線と放射性物質が降り注いだのは2号基の爆発があった3/15以降の数日間がもっとも深刻だった筈で、一ヶ月も経ってから住民の避難を決めた政府の方針は理解できない。
飯館村の住民は線量計を身に付けていないので実際の被曝量は分からない。以前20μSv/hという報道された飯館村の大気中の測定値を使って1ヵ月後の被曝線量を15mSvと計算していた。今は数μSv/hに下がっているようだけど、ピーク時の高い線量や地形・気象条件などを考慮すると、外部被曝に限定してもこの程度は被爆している可能性が高いと思う。
それに加えて呼吸や放射性物質に汚染された水や食物の摂取による内部被曝を考えると、この1ヶ月で30mSvは被曝したと考えるべきだと思う。大気中の放射線測定値は下がってきたと言っても、飯館村のそれはまだ非常に高いレベルにある。土壌汚染も深刻化しているし、今すぐにでも避難すべきである事は間違いない。
報道ステーションに飯館村に住む一家が紹介されていた。小学生低学年と思われる子供が映っていて、この1ヶ月の間必要のない被爆を強いられてきたか思うと悲しくなった。ほとんどの住民は福島第一原発で事故処理をしている作業者ではなく、個人の意思とは関係なく被曝を強いられてきた人々。また線量計も身につけておらず、被曝線量も管理されていない。
今この瞬間も飯館村に住む幼児や妊婦が居るかと思うと心が痛む。
震災から1ヶ月 ― 2011年04月11日 23時21分02秒
東日本震災から1ヶ月が経過。1万3000人の死亡が確認され、今なお1万4000人以上の人が行方不明という状況。自衛隊米軍は今も沿岸部を中心に大規模な捜索を続けているとの事。今回の震災でアメリカの強力な支援体制には驚きと感謝の気持ちで一杯。
福島第一原発は原子炉の停止から1ヶ月経過し、炉内部の崩壊熱はかなり小さくなっていると思われる。しかし冷却水による外部冷却無しでメルトダウンを起こさないようになるまでは3ヶ月から1年は必要というから、まだまだ危険な状況が続いていることは確か。
原子炉は何とか収束させることが出来たとしても、放射性物質放出は今なお続いている。これから暫く拡大するであろう土壌汚染、海水汚染の問題。1日も早く放射性物質の放出を止めること、そういしないと事態収束への道筋が描けない。
今回の福島第一原発の事故をきっかけに、いろいろと原子力発電について勉強する機会があった。今改めて恐ろしいと感じているのは高速増殖炉の危険性。もし福島第一原発にもんじゅがあったら今とは比べ物にならないほど恐ろしいことになっていたのではないだろうか。
高速増殖炉のことは後日また改めて書いてみたい。
福島第一原発は原子炉の停止から1ヶ月経過し、炉内部の崩壊熱はかなり小さくなっていると思われる。しかし冷却水による外部冷却無しでメルトダウンを起こさないようになるまでは3ヶ月から1年は必要というから、まだまだ危険な状況が続いていることは確か。
原子炉は何とか収束させることが出来たとしても、放射性物質放出は今なお続いている。これから暫く拡大するであろう土壌汚染、海水汚染の問題。1日も早く放射性物質の放出を止めること、そういしないと事態収束への道筋が描けない。
今回の福島第一原発の事故をきっかけに、いろいろと原子力発電について勉強する機会があった。今改めて恐ろしいと感じているのは高速増殖炉の危険性。もし福島第一原発にもんじゅがあったら今とは比べ物にならないほど恐ろしいことになっていたのではないだろうか。
高速増殖炉のことは後日また改めて書いてみたい。
冷却系 ― 2011年04月01日 23時57分30秒
福島第一原発に電源が接続されてしばらく経つのに、期待されていた冷却系の復旧が進まない。電源が生きて復旧できたのは制御室の照明のみ。放射性物質に汚染された水が機器や制御盤のチェック作業を妨げているとの報道だけど、冷却水の配管がダメージしている可能性が高いと思う。
そもそも頑強な作りのコンクリート建屋が吹き飛ばされているのに、配管がノーダメージとは考えづらい。特に3号機は建屋の鉄骨が激しく変形し、その下には落下したと思われる大きなコンクリート片が見えている。この状態で格納容器から外に繋がる配管が健全だと考えるのは不自然。
大量の汚染水が建屋内に流れ込んでいる事実も冷却系配管の損傷を証明しているかのよう。配管の修理が必要となると、冷却系の復旧の目処はつかなくなると思う。壊れた配管を取り除いて新しい配管スプールを据付るのは、重機が使えない状況では非常に難しい。
プラントの機器レイアウトも良くないと思う。冷却ポンプは格納容器建屋内に据付けられているというし、原子炉から放射性物質が漏れるという事態を全く想定していない様子。設計が古いだけでは済まされない問題。
今のところ4月下旬には仕事を終えて帰国する予定なんだけど、この様子だとまだ原発事故は収束はしてなさそう(--)
そもそも頑強な作りのコンクリート建屋が吹き飛ばされているのに、配管がノーダメージとは考えづらい。特に3号機は建屋の鉄骨が激しく変形し、その下には落下したと思われる大きなコンクリート片が見えている。この状態で格納容器から外に繋がる配管が健全だと考えるのは不自然。
大量の汚染水が建屋内に流れ込んでいる事実も冷却系配管の損傷を証明しているかのよう。配管の修理が必要となると、冷却系の復旧の目処はつかなくなると思う。壊れた配管を取り除いて新しい配管スプールを据付るのは、重機が使えない状況では非常に難しい。
プラントの機器レイアウトも良くないと思う。冷却ポンプは格納容器建屋内に据付けられているというし、原子炉から放射性物質が漏れるという事態を全く想定していない様子。設計が古いだけでは済まされない問題。
今のところ4月下旬には仕事を終えて帰国する予定なんだけど、この様子だとまだ原発事故は収束はしてなさそう(--)
千葉の水道水 ― 2011年03月30日 23時23分54秒
今は会社に近い市川に住んでるけど、そんな千葉県が水道水の放射性物質による汚染を隠蔽していた事が発覚。乳幼児の摂取制限の3.7倍にあたる放射性ヨウ素370ベクレルを検出しておきながら、住民に公表していなかったという。
汚染の責任を追及される立場でもないのに、何故公表しないのか。住民の健康と安全を守るのが自治体の責務ではないのか。「現時点では問題は無い」だなんて、馬鹿も休み休み言えっつうの。これでは自治体が水の買占めを勧めているのと同じだ。
水道水が汚染されていると知りながら、それを子供に与える親なんて居ない。何も知らされずに乳幼児に水道水を使ってミルクを与えていた親の心情を察すると、怒りが収まらない。市の職員が自分の家族にだけ水道水は飲まないよう指示していたと思うと、余計に腹が立つ。
風評被害をなくすにはありのままの真実を伝え、規制値を遵守すること以外に方法は無い。この事実が発覚した以上、自治体の発表する水道水の放射線汚染の情報は信用できない。まして千葉県の言うことなんて全く信用できない。
水道水も最終的には個人の責任で摂取することになる。不安に思う人がペットボトルの水をたくさん買ってても、「買占めは良くない」なんて誰にも言えないと思う。全ては千葉県の隠蔽体質が招いた問題であり、いち千葉県民として恥ずかしく思う。
汚染の責任を追及される立場でもないのに、何故公表しないのか。住民の健康と安全を守るのが自治体の責務ではないのか。「現時点では問題は無い」だなんて、馬鹿も休み休み言えっつうの。これでは自治体が水の買占めを勧めているのと同じだ。
水道水が汚染されていると知りながら、それを子供に与える親なんて居ない。何も知らされずに乳幼児に水道水を使ってミルクを与えていた親の心情を察すると、怒りが収まらない。市の職員が自分の家族にだけ水道水は飲まないよう指示していたと思うと、余計に腹が立つ。
風評被害をなくすにはありのままの真実を伝え、規制値を遵守すること以外に方法は無い。この事実が発覚した以上、自治体の発表する水道水の放射線汚染の情報は信用できない。まして千葉県の言うことなんて全く信用できない。
水道水も最終的には個人の責任で摂取することになる。不安に思う人がペットボトルの水をたくさん買ってても、「買占めは良くない」なんて誰にも言えないと思う。全ては千葉県の隠蔽体質が招いた問題であり、いち千葉県民として恥ずかしく思う。
1990年 ― 2011年03月28日 23時21分16秒
明日は計画停電を実施しないという。天候が春めいてくるだけで計画停電を実施しなくていいくらいに電力消費が減るんだから、みんなが本気になって節電すれば原発の無い社会も実現できるんぢゃないかって気がしてくる。
総発電量のうち原子力発電の占める割合は35%程度らしいけど、35%減の状態というのは1990年頃の電力消費とほぼ同じなんだそう。あの頃も十分豊かだったと思うけど、あれから35%も電気エネルギーの消費が増えているという事実。
そういえば1990年頃って今ほど24時間営業のコンビニとか無かったし、衣類乾燥機や食器乾燥機も無かった。今はどの部屋にもエアコンが付いてて当たり前だし、狭い部屋の中で大画面TVが発熱してる。
昭和30年代に戻るのは難しそうだけど、ちょっとだけ我慢すれば1990年には戻れると思う。確かに多少は不便になるけど、原発が無くなってCO2排出削減目標も達成できて、世界からも評価される。
そろそろ生活のありかたを見直す時期に来てると思う。エコとかそういうんじゃなくて、本当に電力が無いんだからこれほどいい機会はない。日本人が皆本気を出して、今年の夏を節電で停電無しで乗り切れたら最高だよね。
総発電量のうち原子力発電の占める割合は35%程度らしいけど、35%減の状態というのは1990年頃の電力消費とほぼ同じなんだそう。あの頃も十分豊かだったと思うけど、あれから35%も電気エネルギーの消費が増えているという事実。
そういえば1990年頃って今ほど24時間営業のコンビニとか無かったし、衣類乾燥機や食器乾燥機も無かった。今はどの部屋にもエアコンが付いてて当たり前だし、狭い部屋の中で大画面TVが発熱してる。
昭和30年代に戻るのは難しそうだけど、ちょっとだけ我慢すれば1990年には戻れると思う。確かに多少は不便になるけど、原発が無くなってCO2排出削減目標も達成できて、世界からも評価される。
そろそろ生活のありかたを見直す時期に来てると思う。エコとかそういうんじゃなくて、本当に電力が無いんだからこれほどいい機会はない。日本人が皆本気を出して、今年の夏を節電で停電無しで乗り切れたら最高だよね。
液状化 ― 2011年03月27日 23時07分23秒
「原子炉は破損の状況ではない」、この報道が正しければこれは少しほっとするニュースだ。報道の中心は放射性物質の漏洩に移ってきてるようだけど、大気中の放射線量も低下傾向にあると言う。このまま終息に向かってくれることを祈りたい。
気になる放射線の影響についてはこの記事がとても分かりやすいと思った。特にチェルノブイリ事故の例を交えて解説されてて説得力もある。
ウチのマンションからチャリでも十数分な新浦安、地震から2週間以上たった今も上下水道が使えていない模様。家や電柱が傾き、液状化でマンホールが路上に飛び出し、土砂が舗装道路の上に噴出。埋立地は地震に弱いのは周知の事実だけど、正直ここまで被害が出たのには驚いた。
地震でマンホールが浮くのは、土に比べて比重の軽い下水道管が液状化した土砂によって地上に浮き上がろうとするため。下水道管の周りをコンクリートで巻いて比重を大きくすることで、マンホールが浮き上がるのを防ぐ効果が期待できる。新しい住宅地を造成する時はそういう地震対策が必要なのかもしれない。
新浦安はとても人気のある街だったけど、今後はどうなるんだろう。
気になる放射線の影響についてはこの記事がとても分かりやすいと思った。特にチェルノブイリ事故の例を交えて解説されてて説得力もある。
ウチのマンションからチャリでも十数分な新浦安、地震から2週間以上たった今も上下水道が使えていない模様。家や電柱が傾き、液状化でマンホールが路上に飛び出し、土砂が舗装道路の上に噴出。埋立地は地震に弱いのは周知の事実だけど、正直ここまで被害が出たのには驚いた。
地震でマンホールが浮くのは、土に比べて比重の軽い下水道管が液状化した土砂によって地上に浮き上がろうとするため。下水道管の周りをコンクリートで巻いて比重を大きくすることで、マンホールが浮き上がるのを防ぐ効果が期待できる。新しい住宅地を造成する時はそういう地震対策が必要なのかもしれない。
新浦安はとても人気のある街だったけど、今後はどうなるんだろう。
中央制御室 ― 2011年03月26日 23時20分45秒
照明が復旧した福島第一原発2号機の中央制御室。運転開始から40年と言うだけあってさすがに古い。
この制御盤はシングルループコントローラの組み合わせに見える。警報盤は全部消灯してるから、制御システムはまだ停止状態のようだ。これまで石油化学プラントの制御システムの設計をやってきたけど、さすがにこの手の旧式の制御システムは設計したことが無い。
それにしても制御機器を40年も使うとは凄いね、リニューアルは考えないんだろうか。それぞれのコンポーネントはメンテされ新しいものに換えられてるんだろうけど、直立したグレーのコンソールが時代を感じさせる。
...ウルトラ警備隊の基地みたいでカッコいい(^^)
この制御盤はシングルループコントローラの組み合わせに見える。警報盤は全部消灯してるから、制御システムはまだ停止状態のようだ。これまで石油化学プラントの制御システムの設計をやってきたけど、さすがにこの手の旧式の制御システムは設計したことが無い。
それにしても制御機器を40年も使うとは凄いね、リニューアルは考えないんだろうか。それぞれのコンポーネントはメンテされ新しいものに換えられてるんだろうけど、直立したグレーのコンソールが時代を感じさせる。
...ウルトラ警備隊の基地みたいでカッコいい(^^)
屋内退避地域 ― 2011年03月25日 23時29分36秒
福島第一原発から北西に30kmの地点で1437μSv/hの放射線が検出されたとのこと。事故後周辺の市町村で高濃度の放射線が検出されるようになって10日あまり、仮にこの状況で10日間いたとすると、
1437[μSv/h] x 24[h] x 10[day] = 344,880 [μSv]
345[mSv]といえば急性の放射線障害が現れてもおかしくない被曝量。 風向きや地形の関係で放射性物質が滞留してると考えられるけど、この場所はまさに死の谷。
実際の被曝量はこれよりは少ないだろうけど、もしここに住んでいる人が居れば100[mSv]程度は被曝している可能性が高いと思う。それなのに原発から30kmのこの地域は屋内退避指示地域。こんなに高い放射線が検出されているのに、なぜ避難指示を出さないのか。
原子力安全委は「ただちに健康に影響する数値ではなく、屋内退避地域を広げる必要はない」との見解。その判断に至った根拠を示してもらわないと、他の情報まで信じられなくなってしまう。
昨日大きな被曝をした作業員の被曝線量は2~6[Sv]。マイクロもミリも付いてない素のシーベルト。足だけじゃなくて、上半身もかなり高い被曝をしているのは間違いない。この作業員は線量計のアラームを無視して作業していたらしいから、放射線防護の基礎知識を持っていなかったと思われる。
現場は大変な状況で混乱しているのだろうけど、作業員の安全教育と安全管理には万全を期して欲しい。
1437[μSv/h] x 24[h] x 10[day] = 344,880 [μSv]
345[mSv]といえば急性の放射線障害が現れてもおかしくない被曝量。 風向きや地形の関係で放射性物質が滞留してると考えられるけど、この場所はまさに死の谷。
実際の被曝量はこれよりは少ないだろうけど、もしここに住んでいる人が居れば100[mSv]程度は被曝している可能性が高いと思う。それなのに原発から30kmのこの地域は屋内退避指示地域。こんなに高い放射線が検出されているのに、なぜ避難指示を出さないのか。
原子力安全委は「ただちに健康に影響する数値ではなく、屋内退避地域を広げる必要はない」との見解。その判断に至った根拠を示してもらわないと、他の情報まで信じられなくなってしまう。
昨日大きな被曝をした作業員の被曝線量は2~6[Sv]。マイクロもミリも付いてない素のシーベルト。足だけじゃなくて、上半身もかなり高い被曝をしているのは間違いない。この作業員は線量計のアラームを無視して作業していたらしいから、放射線防護の基礎知識を持っていなかったと思われる。
現場は大変な状況で混乱しているのだろうけど、作業員の安全教育と安全管理には万全を期して欲しい。









