TPP2014年04月27日 11時49分52秒

NSXコンセプト
米国はTPP交渉で日本に対してアメ車の輸入台数に年間目標を設け、目標を下回れば米国は自動車関税の撤廃を先送りする事を求めているらしい。どう考えてもアメ車が日本で売れるとは思えず、事実上の米国の関税維持になるのは明らか。日本で輸入車に対する関税が撤廃されてるにもかかわらず売れないアメ車、米国で関税(2.5%)が掛かっているにもかかわらず売れる日本車。

アメ車に乗ってみれば分かるけど、日本車とは明らかに見劣りするクオリティ。いや、乗らなくても運転席に座ってみれば分かるレベル。ミドルクラスセダンでさえも内装はプラスチッキーで、接合部には隙間が目立つ。ドイツ車は売り上げを伸ばしているわけで、実際に以前よりも街中でBMWをよく見かけるようになってきた。大きくて重くて壊れやすくて燃費が悪くて値段が高くてカッコの悪いアメ車、売れる訳がない。

過去にはアメ車が魅力を放っていた時代もあった。クルマが大好きになった小学生時代、3代目コルベットは光り輝いて見えた。だけどこの手のクルマは憧れの対象であって、今も昔もアメ車を普段の足にしたいと思ってみてる人は少なかったと思う。周りにVWのクルマが欲しいって言ってる人は居るけど、フォードが欲しいとか聞いたことないし。

日本メーカーは米国に工場を置き、米国で生産している。アメリカメーカが本気で日本でクルマを売りたいならば、日本のニーズに適したモデルを開発し日本で生産するくらいの努力をしない限り不可能だと思う。もしそれが出来たらBig 3と呼ばれる米国メーカが再び世界のトップに立つ日が来るかもしれないけど、現在のアメリカメーカにそれは絶対に出来ないだろう。少なくともガソリンエンジンを搭載する自動車に関しては日本市場は諦めたほうがいいと思う。