ヤリスハイブリッド2020年07月30日 22時37分45秒

アナログメータ
フィットを買うのに他車との比較はしなかった。フィットの室内の広さは別格で、一度フィットを所有すると次のクルマの選択肢がほとんどなくなってしまうんだよね。ミニバンとかもっと広いクルマはあるけど、コンパクトカーのカテゴリーではフィットのライバルは不在。燃費を優先するとヤリスハイブリッドとかアクアが選択肢に入ってくるんだろうけど、どちらもフィットに比べるとユーティリティ性に見劣りしてしまうので、直接比較する人は少ないんぢゃないかと思う。

だけど新型フィットとほぼ同時期に発売された最新のヤリスハイブリッドがちょっと気になったのでチェックしてみた。ヤリスは実燃費に近いとされるWLTCモードで36km/Lも走るんだね、フィットハイブリッドの燃費29.4km/L(WLTCモード)に十分満足してたのに6km/L以上も差があったとは。フィットはスペックだけでなく実燃費に重きを置いてるって言ってたけど、流石にこれだけ差があると言い訳に聞こえてくる。まぁ個人的にはヤリスの低燃費を考慮に入れてもフィットハイブリッドの方に魅力を感じるけど、やっぱハイブリッドカーは燃費でも真っ向勝負してもらいたい。

値段は似たようなものだけど、装備は結構違いがあったのが意外。ヤリスハイブリッドの標準グレードはハロゲンヘッドランプだったり、シートのデザインが違ったりと、上級グレードとの差別化が激しい。ヤリスも上級グレードにはLEDヘッドライトが採用されてるけど、メータがオーソドックスなアナログメータだったりホイールが鉄チンだったりするのも面白い。装備を考慮すると、新型フィットはヤリスよりもお買い得な気がする。 ...つか、ヤリス高い。

ヤリスでいいのはCarPlayに対応したディスプレイオーディオ。車両価格の10%以上をナビに支払うホンダのシステムは明らかに旧態然としていると思う。フィットの20万円の純正ナビには3年間のマップ更新サービスが含まれているけど、4年目からは有料。スマホで最新のマップアプリが無料で使える時代、毎年何万円も支払ってマップ更新だなんてどうかと思うぞ、ぷんぷん。

新型ヤリスの最大のマイナスポイントは3気筒エンジン。いくら燃費が良くても、個人的に3気筒エンジンはちょっと... 普通の人はエンジンが何気筒かなんて気にしないだろうし、そもそも自分のクルマが何気筒なのか知らない人も少なくないと思う。だけど沖縄で借りた3気筒エンジンのVitzのフィーリングがガサツ極まりなかったので、ハイブリッドと言えども3気筒エンジンには抵抗を感じてしまう。