日本カーオブザイヤー2021年11月29日 23時10分39秒

EUNOS ROADSTER
12/10に日本カーオブザイヤーが発表されるんだそう。最近になって名車と呼ばれるようになってきたユーノスロードスターだけど、実は発売当時はカーオブザイヤーは受賞しておらずほぼ無冠だったりもする。確かグッドデザイン賞は受賞したと思うけど、名のある賞はそのくらいじゃないかな。ユーノスロードスターの評価は登場時よりもむしろ時が経つにつれて徐々に高まってきて、世界の名誉ある賞を総なめにしたNDの登場で一気に高まったように思う。

1989年はビンテージイヤーと呼ばれ、ユーノスロードスター以外にも日本カーオブザイヤーを受賞したトヨタセルシオ、世界中で人気の高まっているニッサンスカイラインGT-R(R32)、独創的なデザインで日本車の存在感を示したフェアレディZ(Z32)などが登場。各メーカのスポーツモデルがスペック競争を繰り広げていた当時、日本のレースシーンを席巻したスカイラインGT-Rさえもカーオブザイヤー受賞を逃しているんだから仕方がないと思う。確かにセルシオはエポックメイキングで、日本カーオブザイヤー受賞にふさわしいクルマだった。

30年余り経った今になって振り返ると、ユーノスロードスターが一番存在感を残してる気がするけど、どうだろうね。セルシオはメルセデスに多大なる影響を与えたのは間違いないけど、それを今も記憶していたり評価している人は一握りの評論家だけな気がする。一方ユーノスロードスターは各メーカーに影響を与えただけでなく今も熱烈なファンが世界中にいて、ファンのすそ野も現行モデルの4代目まで広がっている。

マツダはロードスターを途切れさせることなく4世代にわたって作り続け、4代目NDは2016年のワールド・カー・オブ・ザ・イヤーとワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーをダブル受賞。無冠の初代に始まり4代目にして世界の賞を総なめ、これは本当にすごい事だと思う。次のNE型はどんな車になるんだろうね、凄く楽しみだね(^^)