インターステラー2021年08月09日 23時02分21秒

夕焼け
アマゾンプライムビデオでインターステラーを見た。インターステラーは2014年公開のSF映画で、監督は巨匠クリストファー・ノーラン。人類滅亡の危機に晒されている近未来の地球が舞台で、移住可能な星を探すために元宇宙飛行士のクーパーが宇宙に旅立つ物語。ワームホールをくぐり抜けて人類が別の銀河に向かったり、年老いた娘との再会など科学好きにはたまらない面白い描写が目白押し。リアルなブラックホールのCGなど一見の価値あり。

3時間弱の超大作なんだけど、これでも短すぎるくらいにストーリーはめまぐるしく展開。ゼログラビティにしてもアルマゲドンにしても、素人目にも「そんなアホな...」的なシーンが少なくないんだけど、インターステラーは物理学者キップ・ソーン博士が監修したというだけあって見応え十分。面白いかどうかは別にして、今まで見たSF映画の中で満足度は一番高いカモ。ちなみにキップ・ソーン博士は映画公開から3年後の2017年、重力波の観測の功績などでノーベル物理学賞を受賞してるんだそう。

もちろん現実ではありえないような「うまげな話ぢゃ...」的なシーンもあるんだけど、特にそれを感じたのは時間軸でみてちょっと無理がるように思えてしまう点。いくらワームホールをくぐり抜けて時空を超えたり、長期冷凍睡眠装置のようなものを利用をしてるといっても、これだけの大冒険を一人の中年のおじさんが年老いてしまう前に経験するのは流石に無理があるよーな気がする。

この映画で一番好きなのが、主人公がブラックホールに落ちて3次元の空間をさまようシーン。娘の部屋の壁裏に四方を囲まれた空間が時系列につながっている不思議なシーンなんだけど、この映画の中で一番クリエイティブなシーンだと思う。インターステラーは単なるSF活劇ではなく、物理学者の頭の中の映像化に初めて挑んだ作品だと思う。もう一回観てみよっと(^^)