Backyard Builder by HRC Eng. 「とあるエンジニアの日常」

世界的な環境意識の高まりから主要国は脱炭素社会実現を掲げ、この流れを自動車業界はもろに受けている。ここ数年の環境意識の高まりを見る限り、エンジンを動力源とするピュアなスポーツカーは遅かれ早かれ消滅する可能性が高いと思う。スポーツカーファンにはBEV嫌いが多いような気がするけど、個人的にはBEVのスポーツカーにも関心アリアリ。

ガソリンエンジンのフィールは魅力的だけど、BEVの豊かなトルクもまた魅力的。現状でも多気筒大排気量エンジンを積んだフェラーリやランボルギーニなどのスーパースポーツよりもテスラModel Sの方が直線加速では圧倒的に速い訳で、スポーツカーとBEVの相性は悪くないと思う。スポーツカーは航続距離よりも重量とパワーのバランスが重要だと思うので、バッテリー容量を最低限にしたコーナリング性能を磨いたモデルとか出れば面白いと思う。

BEV全盛になると軽い車重がエンジン車の絶対的なアドバンテージになるかもしれない。特に小排気量エンジンを積むロードスターのようなライトウェイトスポーツをBEVで成立させるのは難しいと思う。そう考えると将来的に存在価値がより高まるのはロードスターやロータスエリーゼのようなクルマな気がする。いま最も買いなのは990Sかもしれないね(^^)