ホイールベース2023年02月10日 22時36分39秒

Tern Verge P10
ロードバイクは比較的ホイールベースが短めで、一般的なロードバイクで1000mm程度なんだそう。比較的ホイールベースが長いのはマウンテンバイクやママチャリで、1,050mm前後らしい。車と同じでホイールベースが長くなると直進安定性が高まり、短いとハンドリングがクイックになる。ロードバイクのホイールベースが短いのは、ホイール径が大きい事とも関係してるのかも知れない。

Tern Vergeのホイールベースは実測で1,020mmと、ミニベロとしてはちょっと長め。Vergeはホイールベースを長めにして安定感を高めて、ロードバイク並みの走行性能を狙ったんだと思う。一方、Tyrell IVEのホイールベースは1,058mm。これはミニベロとしては特筆すべき長さで、安定感重視のママチャリ並のホイールベース。ちなみにIVEはホイールベースが長くても、タイヤが小さいので全長はP10よりもだいぶ短い。

IVEは直進安定性の向上を狙って大胆なジオメトリを採用したんだと思う。IVEってある程度スピードが出ると、手放し運転が出来るんだよね。VERGE P10はホイールサイズが大きくて乗り心地がいいけど、IVEと同じ速度ではハンドルがふらついて手放し運転は出来ない。P10の方がホイールが大きいのでジャイロ効果が高いはずだけど、IVEの方が低い速度で手放しできちゃう。ちなみに16インチでホイールベースも短いCaptain Stagはどれだけスピードを出しても手放しは無理、絶対コケる。

安定感の高いIVEだけど、ハンドリングのクイック感はP10よりも明らかに高いんだよね。18インチホイールの特性が出てるんだと思うけど、安定感が高いのにハンドリングはクイックという、ちょっと不思議な感覚。IVEの方が乗ってて楽しく感じるのは、このあたりに秘密があるのかもしれないね。

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