メッセージ2008年04月08日 21時52分39秒

息子とモリゾー
最近ウチのフィットで流れているのは「決定版 よいこの童 TWIN BEST」。ジャンルを問わない選曲は圧巻の一言。元祖みんなのお兄さんな田中星児の歌声が聴けたりもして、親子で楽しめる1枚(^^)

前から気になってたんだけど、それいけ!アンパンマンの歌って素晴らしい。子供向けアニメの主題歌的な妥協がないのが素敵、昨今のヒット歌謡(笑)をそのまんま使っちゃう安易なアニメとは力の入れ方が違う。

そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも

このフレーズは完全に大人に向けた歌詞だと思ふ。アンパンマンに見入る子供には胸の傷なんて持っててほしくないし、生きる喜びを噛みしめている5歳児がいたら不気味(笑)。大きくなって胸の傷を抱えたときにこの歌詞を思い出してほしいと言う、原作者やなせたかし氏の思いが伝わってくる一節。

なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられない なんて
そんなのは いやだ!

生きる意味、これは難しい。こたえられないのは俺も嫌だと思うんだけど、生きることの意味は俺にもよく分からん。ただ自分が親になって子供を育てるために働くことに生き甲斐を感じているという事実があって、これが生きる喜びの一つなのかなって思う今日この頃。

時は はやく すぎる
光る 星は 消える
だから 君は いくんだ
ほほえんで

...かつて栄枯盛衰の理を説いたアニメソングがあっただろうか。アンパンマンを観てる子供がこの歌詞の内容を理解できるとは思えないけど、大きくなってこの歌詞の意味を理解したときに感動するんだろうね。

うちの子がこの歌詞の意味を考えるのはまだ10年以上先のことだろーな。