キャブレターオーバーホール2020年08月28日 23時34分12秒

ケイヒンCVKキャブ
年休取ってFTR223のキャブレターをオーバーホールしてみた。分解してみてビックリ、バキュームピストンが固着しているではないの!バキュームピストンはキャブの中に組み込まれている比較的大きなパーツで、スロットルが開くと端部のダイアフラムが負圧を受けてピストンが上下する。バキュームピストンの先端にはニードルが取り付けられていて、ガソリンの噴射量をコントロールする重要な部品。

オーバーホールと言うとカッコいいけど、キャブクリーナー使って掃除して組み上げただけだったりもする。キャブ内部は新品のような輝きになり、バキュームピストンもスムーズに動作するようになった。ついでにボディのオイル汚れもキャブクリーナとブラシを使ってクリーニングを実施。灯油に漬けたら綺麗になるんだろうけど、そこまでの美しさは求めていないのでこれで十分。20年も経ってる割にコンディションは悪くなさそうなので、不具合が無ければこのまま使うつもり。

真鍮製のジェット類は緑の錆びが出てたけど、なめずに取り外ずすことができた。ジェットなめたらどうやって外せば良いんだろうね?いつものようにドリルで削ってねじ切り直すって訳にもいかないだろうし。メインジェットもスロージェットも目詰まりしていて、キャブクリーナーに漬け置きしてみたけど目詰まりが取れなかった。まぁ高い部品でもないし、精密部品という事でジェットは新品に交換することにした。

メインジェットは刻印された番手がクリアに読めなかったんだけど、125番っぽかったので手持ちの125番の未使用品のを取り付け。スロージェットは40番なんだけど、手持ちの40番も目詰まりしてた。近所のRacing Worldに行ったけど売ってなくて、代わりにクリーニング用のニードルを買ってきた。キャブクリーナに漬けて、0.4mmのニードルでつついたら詰まりは綺麗に取れた。キャブってセッティングが決まると他の番手の出番が無いんだよね、使ってない38番や42番のスロージェットがどんどん増えていく(笑)

フロート周りは問題なさそうだったのでそのまま再利用。フロートは黄ばんでしまってるんだけど、フロートの変色だけでなく表面に固形化したガソリン成分が固着しているんだね。キャブクリーナーで掃除すると結構色が取れてびっくり。チャンバー室のOリングが劣化していたので、新品に交換。1300円弱とちょっと高かったけど、お気軽に買えるAmazonで購入。

これで駄目なら某クションで中古のキャブを買うか、レッドバロンで新品のキャブを注文するかだね。もう20年も乗ってるんだから、新品のキャブ注文してもイイんだけどね。

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