家は買うべきか、借りるべきか (1)2012年03月07日 22時44分31秒

マンションなんて無ぇ...
家は買うべきか、借りるべきか。ネットで検索しても、山ほど記事が引っかかる。それだけ悩んでる人も多いし、多くの人の関心事なんだろうね。かわいい息子を持つオトーさんとして俺も色々と考えるところもあるわけで、それを何回かに分けて書いてみようと思う。

まずはポジティブに、家を買うメリットを考えてみる。家といえば戸建が当たり前の環境(つか、田舎にはマンションなんて無い)で育った俺だけど、ここでは戸建とマンションの両方を総じて家と呼ぶことにする。

俺が考える持ち家のメリットはただ一つ、いい家つまり自分の気に入った家に住めるということ。この一言に尽きると思う。

持ち家だと自分の望む間取りが実現でき、自分の気に入るように部屋を作り込み、気に入る設備を買って据付けて使う事が出来る。気に入ったマイホームを手に入れて家族と暮らす毎日、充実した生活はまさにプライスレス。戸建となれば更に夢は広がり、愛車を家に収めるガレージハウスなんてのも可能。

ニポンでいい家に住みたいと思うと買うのが一番手っ取り早い。分譲マンションの床に200mm以上のコンクリートスラブが採用されるのに対して賃貸マンションは150mmだったり、分譲マンションが防音2重サッシュを採用するところが賃貸は1枚ガラスだったりと、賃貸物件は実際にお金も掛かっていない。分譲されたマンションの賃貸物件を借りるという手もあるけど、その場合も間取りや設備にまで手を加える人は居ないと思う。

そもそも日本の賃貸住宅事情は欧米に比べて貧弱。賃貸に住んできて思うんだけど、心から気に入る賃貸物件なんてそうそう見つかるもんぢゃない。持ち家じゃないんだからと妥協して物件を決め、使い易くない設備や間取りも妥協。賃貸マンションでの生活は妥協だらけなので、妥協だらけの人生になっちゃいそうで怖い。

その点アメリカは「終の棲家」的な考え方は無くて賃貸が一般的なので、お金を出せばいろいろと条件のいい家が見つかる。ニポンと違って家を借りるという成熟した文化があるんだろうね。

色々と考えてみたんだけど、自分の気に入ったいい家に住めるということ以外、家を買うメリットって思いつかないんだよね。持ち家を資産と評する記事も良く見掛けるけど、人口減少社会にあっては明らかに資産価値の下落のリスクの方が高くて、俺はこのにはむしろデメリットのように感じる。

都心近郊に住宅を持つ場合、人に貸すことで一定の家賃収入は期待できると思うので、その場合は資産と評価しても良いかもしれない。だけど貸す目的で家を手に入れる人は、家は買うべきか、借りるべきかなんて悩んだりしてないだろーけどね(^^)