新型スープラのグレード展開2019年06月12日 23時19分28秒

EUNOS ROADSTER
新型スープラには仕様の異なる3つのエンジンがラインナップされるんだそう。トップグレードのRZには340psを発揮すr3リットル直6ターボエンジン、中間グレードのSZ-Rには258psを発揮する2リットル直4ターボエンジン、そして最廉価板のSZには197psを発揮する2リットル直4ターボエンジンという3つのエンジンが用意されている。正直3種類もエンジンをラインナップする必要あるのかね?

スープラと言えば直6エンジンでしょって人もいると思うけど、お値段690万円~といい値段がする。中身がBMWだと思えばそんなもんかって気もするけど、これは憧れのポルシェにも手が届くレベル。大衆車メーカーのトヨタの作るスープラと、プレミアムスポーツカーブランドのポルシェが作るケイマン、値段が同じなら答えは決まっているよーな... そこはトヨタらしく、安いスープラも準備した。それが最廉価グレードのSZ、6気筒のRZより200万円も安いというから驚き。

プレミアムブランドのスポーツカーならエンジンに差をつけた廉価グレードを作っても、売れるのはトップグレードに偏ってしまうと思う。もともと実用性に乏しいピュアスポーツを買う人は経済的に余裕のある人が多いので、500万円出してSZ買うならあと200万円足してトップグレードのRZを買うというのは合理的判断と言える。リセールバリューはしらんけど、所有する満足感を考えると廉価グレードを選択する人は少なくて当然と思う。

一方、197psのSZを振り回して乗りこなすのは340psのRZを駆るのとは別の楽しさがあるハズで、スポーツカー乗りとしてSZという選択肢もアリだと思う。だけどいくらその楽しさを主張しても廉価版であることに違いはないので、SZ乗りは肩身の狭い思いを強いられそう。 ...S13シルビアのQ's的な。

実際1410kgという車重は2リッターのスポーツクーペとしては重量級。ハチロクと同程度のパワーでハチロクより100㎏重く、ハチロクより100万円以上高い。そしてスープラ(BMW Z4)が6気筒エンジン搭載を前提に開発されている覆しようのない事実もあるので、2リッター4気筒エンジンのスープラに乗るオーナーはいろんな意味で我慢を強いられるんぢゃないかと思う。

廉価版と言っても490万円~といい値段がするので、スープラが欲しい人はどうせなら胸張って自慢できる6気筒を買いましょう(笑)。値段はSZより100万円も高いのにSZ同様の我慢を強いられるSZ-Rが一番お買い得度が低いカモ。 ...ニポンでは何となく中間グレードのSZ-Rが一番売れそうな気がしなくもないけど(^^;