Nissan R32 GT-R2019年06月22日 22時35分14秒

夕方
インスタグラムを見ていると、ニッサンスカイライン R32 GT-Rが結構売られている。価格はUSD 25,000 - 30,000くらいのものが多い。日本でも程度の良いタマはもっとするので、多分大きな修復歴があったり程度の悪い車両を安く買いたたいて、それを海外に輸出しているんだと思う。そもそもR32 GT-Rは海外に輸出はしていないと思うので、海外で見るR32 GT-Rはすべてニポンからもち出された車両のハズ。ニポン車が海外で人気があるのは嬉しいけど、ニポンからスポーティなクルマが減っていると思うと悲しい。


NA6/8も同様で、日本国内で販売された車両が海外に多く輸出されている。日本はバブル期に発売されて大ヒットしたこともあって、世界的にみてNA6/8の中古車両のタマ数が多くて値段も安い。10年前くらい前は底値で中古市場には30万円程度のNA6がゴロゴロあったのに、今や不人気のATでも50万円からといった感じ。最低でも3桁万円ださないと、それなりの程度を保っているMT車両は入手できなくなっている。今NAを手に入れようという人は更に200万円とか300万円かけて安心してアクセル踏めるようにメンテする訳で、初期型ロードスターは完全に旧車趣味の領域に入っている。

R32 GT-Rの場合は更に大変だと思う。NA6に比べると純正部品の供給状況の不安もあるし、そもそも手荒く扱われた車両が多い。過給機付きの高出力エンジンなので、本来の調子を保っていないタマも少なくないと思う。それを手に入れてバリモノにするには、クルマへの愛と時間とお金がたくさん必要。NA6は程度のいい車両を手に入れて、あとはお金さえ用意すればマツダがレストアしてくれるって言うんだから素晴らしい環境だと思う。