トヨタ2000GT2019年06月29日 22時07分57秒

Rainy day
伝説の国産スポーツといえばトヨタ 2000GT。ジャガーEタイプよりも美しいボディに直列6気筒のDOHCエンジンを搭載し、前後ダブルウィッシュボーンサスペンションに国産車初の4輪ディスクブレーキを採用したトヨタ渾身のスポーツモデル。これが60年代のクルマというのが凄いんだよね、パッケージング的には現代のライトウェイトスポーツと基本的に変わっていないところが凄いと思う。

団塊の世代のクルマ好きは2000GTに熱狂したんだろうけど、団塊のジュニア世代の俺にとってトヨタ2000GTに対する憧れは強くない。そもそも生産台数が少なすぎて街中で見ることがほとんどないので、子供の頃はその存在さえもよく知らなかった。初めて実車を見たのは福岡の藤壺自動車だったけど、その時の印象は「すげぇ、ホンモノだ」程度の印象。当時はまだ5ナンバー車全盛だったから小さいとは感じなかったけど、今見ると凄くコンパクトに感じるだろうね。

25年くらい前に横浜の街中を走る2000GTを見たことがあるんだけど、その時の印象は「タイヤ細っ、ホイール内側に入りすぎ!」だった。時代は国産スポーツ全盛の頃で、ネガキャンつけてツライチのホイールを履いたFT車が溢れていた時代って事もあって、タイヤの貧弱さが印象的だった。当時もノーマルのマグネシウムホイールが貴重だったから、多分純正デザインのレプリカアルミホイールを履かせてたんじゃないかと思う。その時思ったんだよね、アクセル思いっきり踏めるNA6っていいなって。

内装をまじまじと見る機会はなかったんだけど、この記事の写真を見ると手作り感がプンプンと伝わってくる。ローズウッドのパネルはカッコいいけど、正直インパネデザインはイマイチだと思う。センターコンソールはNA用のZoomのセンターコンソールに似てるね。まぁ間違いなくZoomが真似たんだろうけど(笑)