童夢-零2020年04月21日 23時28分12秒

EUNOS ROADSTER
スーパーカーブームがピークを迎えようとしていた頃、国産の童夢-零というスーパーカーが発表された。ウェッジシェイプデザインを纏った、世界一低い全高を謳うスーパーカーだった。当時小学生だった俺にはこのクルマはカッコよく見えないかったんだよね、ちょっとデザインが前衛的過ぎたのかな。今いてもUFOチックというか、かなり奇抜なデザインだと思う。これに比べるとカウンタックが実用車に見えなくもない(笑)。

知らなかったんだけど、童夢-零はニッサンのL28エンジンを横置きミッドシップマウントしていたんだそう。いくら市販化を見据えていたと言え、カウンタックと同じ土俵で戦おうとしているスーパーカーがプアマンズポルシェと呼ばれた庶民のスポーツカー、フェアレディZと同じ直6エンジンを搭載するというのは夢のない話だと思う。1000万円程度の価格を想定したというけれど、これでは市販していたとしても商業的な成功は厳しかったのではないかと思う。

時代を感じさせるのがタイヤ。フロントが185/60VR13にリアは255/55VR14と、驚くほどの小径。フロントなんてマイロードスターよりも小さいんだもんね、それこそ当時ハコスカやフェアレディのカスタムカーに履かせていたサイズと変わらないと思う。デザインは全然違うけど、どこかデロリアンに似てるよーな気がする。もし童夢-零が市販されていたら、バックトゥザフューチャーのタイムマシンは童夢ベースとなってたんぢゃね?(^^)