3.112024年03月11日 21時51分12秒

EUNOS ROADSTER
2011年3月11日、東日本大震災が発生した日、俺はシンガポールに居た。当時担当していたプロジェクトの現地工事事務所で、PCでインターネット上にアップされた大津波の映像を観て衝撃を受けたのを覚えている。港町を逆流する大津波や、田園地帯を遡る津波の映像とか、この世のモノとは思えなかった。日本の報道機関はかなり混乱しているように感じたので、CNNのサイトで情報を入手したことを覚えている。

一番衝撃的だったのは福島第1原発の事故。1号炉の水素爆発の映像を見たとき、日本は終わってしまうのかと思った。チェルノブイリの事故と同等の被害が出るかもしれないと思うと、絶望感を感じた。妻と息子は2011年3月末に帰国を予定していたんだけど、とりあえず帰国の予定を延期した。一瞬にして自らの命を落とした人、或いは家族や親せき、家や仕事を失った人々を見て、色々と考えさせられた。あの日から今日で丸13年が経過、幼稚園児だった息子は高校生となった。

日本に住む限り、地震に遭遇する可能性は低くないと思う。100%の安全を確保することは出来ないけど、お金である程度の安全は手に入れられる。結婚して最初の住まいは木造のアパートを借りていたけど、このアパートは危ないと思ってた。子供が出来たタイミングで引っ越したんだけど、次に借りたのは新建築基準に対応したRC造のマンション。寝てるときを含め自宅で地震に遭う可能性は高いので、地震で壊れない頑丈な建物に住むのは地震の際に命を守るためには重要だと思ったんだよね。