カメラの将来2009年01月23日 22時39分53秒

ろう梅
D700を使うと高感度を生かしてシャッター速度が稼げるので、手ブレや動体ブレなどの失敗写真がぐっと減る。人は構図に集中すればいいんだけど、絞りやシャッター速度に頭を悩ませながら撮るのってそれなりに楽しかったんだって事にいまさらながら気づく。

フィルムの場合、感度が一定という制約条件があった。その中でシャッター速度と絞りの組み合わせで写りを想像しながらシャッターを切ってた。それがディジタルでは感度が可変となり、D700ではISO6400が常用になった。

D80ではなかなか撮れなかったよーな写真が、D700では簡単に撮れたりもする。芸術性のある写真についてはこの範囲ではないと思うけど、どのような写真においても失敗が減るのは事実。カメラが進化すればするほど、写真を撮る事が単なる作業になって面白くなくなるのカモ。

そのうちエントリーレベルのマシンにも常用に耐えうるISO6400の高感度が搭載されると思うけど、このカメラを手にした高校生が写真に興味を持つだろーか?思ったようにうまく撮れないから勉強するわけで、もし俺の最初の一眼レフがD700だったら写真が好きになってなかったような気がする。

趣味の道具だったカメラが家電と化していくのを見ているのはなんか切ない...

Nikon D700+AF Nikkor 50mm 1:1.4D
プログラムAE, ISO 200, 1/125sec, f5.6, 0.0EV