疎開2011年03月17日 23時18分51秒

この記事は非常に的を得ていると思う。

「危機的状況では、リスクを過小評価するよりは過大評価する方が生き延びる確率は高い。避難が無駄になっても責める人はいない。「何事もなくてよかったね」と喜べばいい。「安全だ」と信じ込まされて、いきなり「さあ逃げろ」と言われたらパニックになる。」

全くもってその通りだと思う。少なくとも今起こっている事故は世界で誰も経験したことのないもので、今後何がいつ起こるかは誰にもわからない。考えうる最悪の状況を想定し、それに備えるのが危機対応の鉄則だと思う。

福島第一原発の状況は原子炉停止から今に至るまで悪化の一途を辿っているのは素人の目にも明らか。事態収束への道筋が描けていない状況下において、リーダーが安全だと公式に発言するのは世界中で日本だけだと思う。そんなリーダーの言葉で安心する人なんていない。

可能な人が一時的に首都圏から離れることは、色々な意味で合理的な考えだと思う。