ステアバイワイヤ2021年10月12日 22時04分14秒

EUNOS ROADSTER
とうとうステアリングも電子制御になる日が近づいてきている模様。ステアリングに設置されたセンサーがドライバーが操作したハンドルの変位量を計測し、ECUがその信号を受信してタイヤの切れ角を演算で求め、タイヤのステアリング機構に組み込まれた操作器に操舵信号を出力し、操作器がタイヤを曲げる。

アクセルはバイワイヤー化されて久しいけど、ステアリングは万が一効かなくなると大事故に直結するので、これを電子制御に置き換えるのは簡単じゃない。システムがエラーを起こしたり、或いは電源が喪失したりするとステアリング機能が失われて大事故に直結してしまうので、これまでとは違う次元でのフェイルセーフのアプローチが必要になってくる。

マイロードスターのステアリングは完全な機械式リンクで操舵が完結している。重ステなので、ステアリングホイールとタイヤの間にはパワーアシストなどの余計なデバイスが介在していない。シンプルで信頼性が高いだけでなく、ダイレクトなフィーリングはパワステとは別次元。マンホールのふたの刻印が読めると言われるほどのダイレクト感、幾らパワステが進化してもマイロードスターのダイレクトなステアリングフィールには及ばないと思ふ。

そんな素敵な重ステだけど、もちろんデメリットもある。停まっているとハンドルが死ぬほど重い。古いクルマに乗ったことが無い人が乗ると壊れてると思うレベル。あとタイヤからの振動がダイレクトに伝わってくるので、高速走行など長時間ハンドルを握っていると手が痺れてくる。FTRやKLXと同じ(笑)。あと高速走行ではステアリングが軽くなるので、アクシデンタルな操作は禁物。

だけど重ステのダイレクト感はそれらを補って余りあるほど魅力的なんだよね、重ステ最高(^^)

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