愚策2023年12月13日 23時26分26秒

EUNOS ROADSTER
政府が3人以上の多子世帯への大学の学費無償化を検討しているらしい。何でも少子化対策の一環らしいけど、的外れというか何というか、アタマ悪いんじゃないのって思った。何でかというと、その目的が少子化だとすれば、その効果がほとんど期待できないことが目に見えてるから。

既に二人子供のいる夫婦が3人目の子供をもうける動機付けにはなるかもしれないけど、それは明らかにボリュームゾーンを外した施策。狙うべきは子供をもうけていない夫婦、もしくは独身の男女が子供をもうけたくなるような動機付けでしょ。大学の学費無償化が子供のいない夫婦や結婚をしてない若者達が子供を持ちたいという動機付けにつながるとは思えない。

少子化対策の効果よりも、むしろ大学無償化による弊害の方が気になる。「タダならとりあえず大学に行っとこう」っていう判断をする学生も増えるだろうから、目的やモチベーションの低い若者を大量生産することにならないか、ひいては日本の国力低下につながらないか心配になってくる。増税メガネ(笑)、早く他の人に代わった方がいいカモって思った今回の大学無償化の議論。

個人的な意見だけど、独身或いは子供のいない夫婦には高い税負担を課し、子供を扶養する人には子供の数に応じて減税するのが一番公平で少子化対策としての効果も高いと思う。ニポン国の将来を考える上で子供は重要。その子供を作り育てることで得られる幸せはお金に代えがたいものではあるけど、一方で子育ては大変だし、経済的負担も大きいのも事実。ならば子供を産み育てる人には税制面で優遇し、子供を持たない人は経済的に負担を求めるべきだと思う。

子供を持つかどうかは個人の判断。しかし国にとって大切な子供を産み育てるために必要となる経済的な負担は、全国民に負うべき責任があると思うんだよね。