Justification2012年04月05日 22時46分00秒

Sunset
新築マンションは割高で、売るときには安くなるので買わないほうがいいという。確かにそうだね、金銭的にみるとその通りだと思う。新築マンションはディベロッパーの手数料や儲けがたんまりと入ってるので、買って間もない物件も売ろうとすると30%くらいは簡単に値が下がる。

だけど投資目的でなく自分が住む場合、お金があるなら新築を買って住むのも悪く無いと思う。やっぱ新品って特別だよね、クルマだって中古と新車は全然違う。新しいモノってそんなもんでしょ、新しいことにはそれなりの価値がある。形あるもので価値の変わらない普遍のモノなんて存在しない。

分譲マンションは建物や土地が共有なので、自分の思うように建替えができないというデメリットがある。実はマンションを購入するにあたってこれが一番悩んだポイント。天災等で建物が大きなダメージを受けた場合、隣人は長期ローンを抱えた人ばかり。スムーズな修復や建替えは期待出来ない。

こればかりは悩んでも解決できそーに無い。もしマンションが壊れて住めなくなり建替えが進まないようなら、お金があれば新しい家を買えばいいし、お金がなければ賃貸住宅を借りればいい。もちろん大きな借金が無い事が大前提だけど。そもそも大きな被害を負ってなおその場所に執着する理由はないと思うし、執着せざるを得ないとすればその住宅に残された長期ローンのがその理由だと思う。

マンションの資産価値は失われるので金銭的には損するだろうけど、これはマイホームを買う際には避けて通れないリスク。このリスクが許容できない人はマンションは買わないほうがいい。

その点一戸建ては全てが自己責任なので、柔軟なリスクへの対応が可能。だけど地震で戸建の家が住めないほどに壊れてしまった場合、果たしてその場所にもう一度家を建てて住みたいと思うかは分からない。リタイヤ後に故郷の香川に戻るかもしれないし、この一戸建てのアドバンテージも大したものではないと思えてきた。

色々と考えた挙句、マイホームを買って満足度の高い日々の生活を送るメリットは天災をはじめ予期せぬ原因による資産減少のリスクを十分に相殺すると判断。これは俺の個人的な判断なので、人それぞれ当然違った判断になってしかるべき。 ...住宅ローン減税や消費税導入を睨んでの購入ではないよ(笑)。

もし長期ローンを組む必要があるなら、俺は間違いなくマンションも戸建も買わなかった。万が一の天災で住めなくなった家の住宅ローンを支払いながら賃貸住宅の家賃を払うほどの甲斐性は俺には無いし、不測の事態が何も起きない事に賭けるほどの度胸もないんだよね(^^)