Backyard Builder by HRC Eng. 「とあるエンジニアの日常」

3ヶ月ほど前に中古で買ったマクロレンズAi AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D、結構気に入っている。マクロレンズとして使うよりも、明るい短焦点レンズとして標準レンズ的に使うのが面白かったりもする。開放f値は2.8と平凡なスペックなんだけど、このところ便利ズームを使うことが多かったので開放で撮ったときの背景のボケが新鮮に感じられて楽しい。

てんとう虫がいたので撮ってみた。これで被写体との距離は10cmくらい。寄ろうと思えばもう少し寄れるんだけど、全体のバランスを考えて構図を決めてみた。マクロ域は極端に被写界深度が浅くなるので、最短近接距離まで寄ろうとすると手持ち撮影ではてんとう虫にピントを合わせるのが難しい。最短近接距離まで寄ると、カメラが1mm動くと被写体からピントがズレてしまう。やっぱマクロ撮影には三脚が必須。

このレンズはかなり昔からラインナップされていて、調べてみると93年12月の発売。だけどレンズの基本設計はその先代のSタイプレンズと同じと思われ、そちらは1989年10月の発売。設計はかなり古いけど、個人的には描写には全く不満を感じないけどね。さすがにAFは遅いんだけど、マクロレンズに高速AFの必要性も感じないし(^^)