クラウン2017年12月09日 21時59分34秒

夕焼け
トヨタというメーカにはどうにも縁が無い俺だけど、日本を代表する素晴らしいメーカだと思っている。国産自動車の黎明期、日産はイギリスの自動車メーカーオースティンから、日野はフランスルノーから、いすゞはイギリスヒルマンから技術を導入した。技術導入というと聞こえが良いけれど、要は外国メーカーのモデルをノックダウン生産していた。そんな中でトヨタはどの欧米自動車メーカーとも組まず、自力での国産車開発に挑んだ。他車を真似ずにオリジナル技術にこだわる姿勢が、今のトヨタの発展の礎になっているんだと思う。

こうして初めての純国産車として生まれたのがトヨタクラウンというクルマ。正真正銘のメードインジャパン。トヨタクラウンは1955年の誕生から一度も途切れる事なく、ずっと作り続けられてきた。国内専用モデルとして、日本市場だけを見つめてきた。もちろんそんなクルマはクラウンしかない。マツダはトヨタのエンジニアにスポーツカーは継続して作り続ける事が重要だと説いたけど、トヨタはクラウンを60年以上作り続けている。日本車の歴史=クラウンの歴史。日本で一番ブレないクルマ、それがクラウン。

トヨタは「いつかはクラウン」と言ってたけど、実はいつかはクラウンに乗りたいと思っている。乗りたいというのは試乗したいという意味ではなくて、もちろん所有したいという意味。オーナーカーとして所有してみないとそのクルマの良さは分からないだろうし、60年も日本市場に向けて作り続けられたクルマがどんなクルマなのか自動車好きの一人として乗ってみたい。日本車の歴史は海外メーカほど長くないかもしれないけど、初の純国産モデルが60年以上も作り続けられているなんてクルマはそうは無いんぢゃないかと思う。

とにかく凄いと思うんだよね、クラウン。誰が何と言おうと、クラウンだけは別格。スポーツカーを駆る爺さんもカッコいいけど、クラウンに乗る爺さんもカッコ良いんぢゃないかと思う今日この頃 (^^)