APS2009年03月09日 22時34分49秒

ミカン星人
かつてAPSっていうフィルム規格があった。APSはAdvanced Photo Systemの略で、1996年に発表されたフィルム規格の通称。

フィルムはカートリッジに収められ、35mmフィルムよりも装填が容易で確実。キャノンはAPS規格を採用したコンパクトカメラIXYを大ヒットさせ、APSの普及に一役買った。今から10年前は、最新コンパクトカメラといえばAPSって感じだった。

APSフィルムのカートリッジは35mm版フィルムのパトローネよりもコンパクトだったので、コンパクトカメラや使い捨てカメラはAPSに取って代わった。あとデジタルカメラのExifみたく磁気コートされたフィルム端に日付や撮影条件をコマ毎に記録することも出来た。

そんなAPSなんだけど、結局俺は買わずじまいだった。APSはフィルムが小型化され、画質が35mm版にくらべて劣っていたのがその理由。当時使ってたNikon miniも十分コンパクトだったし、値段は高いのに画質は劣るIXYを買う理由は無かった。 ...そもそもキャノンだし(笑)

APSは今やディジタル一眼レフの撮像素子サイズの呼び名としてかろうじて名前が残ってるのみ。ディジタル一眼レフ使ってる若者も、APSなんて見たことないって子も多いんだろーな。

Nikon D700+AF Nikkor 50mm 1:1.4D
プログラムAE, ISO 200, 1/200sec, f7.1, 0.0EV