悲しい結末2014年08月05日 23時21分40秒

シラサギ
理研・笹井芳樹副センター長の自殺のニュース、訃報を耳にして涙が溢れてきた。自ら命を絶つほどに、冷静な思考をめぐらす事が出来ないほどに追い込まれてしまった笹井氏。気の毒で、不憫で、言葉にならない。STAP細胞は多くの人の命を救うことなく、一人の研究者の命を奪ってしまった。

死をもって償わなければいけないような悪いことは何一つしていないし、不正もそれほど悪質なものでもない。それも本人が不正を行ったわけでもなく、指導責任を問われたに過ぎない。誰もが皆、死ぬ必要など無い偉大な研究者を失ってしまったと感じていると思う。失敗は科学者につき物な訳で、誤りを見つけてそれを正し、より高い成果を追い求めて研究を続けて欲しかった。きっと誰よりも責任感が強い人だったんだろう。

報道を見る限り、俺には小保方氏が嘘をついてるとは思えない。その一方で、STAP細胞が存在するとも思えない。小保方氏は研究者としての成功に焦りを感じるあまり、現実と空想の境界が曖昧になって、いつの間にかSTAP細胞が存在するものと自分で信じ込んでしまったんじゃないかと思う。今では何が存在して何が存在しないのか、自分でも分からないんだと思う。そうでなければ、もし嘘をついているのならば、彼女こそ責任を取るべきだと思う。

ご冥福をお祈りいたします。