マツダ2015年07月16日 23時38分13秒

サイドビュー
ニッサンは儲かっているらしい。現状に飽きたらず、更に儲けようとしているらしい。株主には嬉しいことかもしれないけど、ユーザにとってはどーでもいい話だと思う。ニッサンが幾ら儲かっているかなんてどーでも良くて、日本人にとって魅力的なクルマが少ないことのほうが問題だと思う。2015年は新車は軽自動車のみで登録車はバリエション追加のみというから、一時期のマツダの状況よりも酷い。

そんなマツダが目指すありたい姿は、「笑顔になれるクルマを作ること」なんだそう。これは明快だね。ニッサンの作るクルマはニッサンにとって利益の大きいいいクルマ、マツダが作るのはユーザにとって面白い運転の面白いクルマ。ユーザにとって欲しいクルマは儲かっているニッサンのクルマではなくて、笑顔になれるマツダのクルマであることは間違いない。

この記事を読んで感動したんだよね、今まで以上にマツダが好きになった。よくあるNDロードスターのインプレッション記事よりもずっと面白かったね、マツダって凄いなって心から感心した。特につるつるトランスミッションの秘密や、マツダが6速MTを自社開発する理由には泣けてきた。やっぱSパッケージの250万円はバーゲンプライスだね、これが高いって言う人はコペンでもS660でも好きなのを買えばいい。

「ニュルFF最速」を目指したホンダシビック タイプR。目標設定を安易な数値にしてしまった為に、ホットハッチバックのジャンルを大きく超えて500万円を超える超高額なFFスポーツになってしまったという例え。これは間接的にCivicの批判だよね、この記事はなかなか読み応えがあって面白かった。なんだかんだ言って、この記者はマツダファンなんじゃないかと思う。

そんなマツダが気になって業務提携を働きかけたトヨタには驚いた。トヨタって凄い会社だと思う。スズキでもなく、ミツビシでもなく、マツダ。世界最大のメーカにしてこの感度、トヨタの凄さはそこにあると思う。トヨタの息がかかってマツダらしさを失うんじゃないかって心配する声もあったけど、それは杞憂だと思う。マツダがマツダらしさを失った瞬間、トヨタにとってマツダはミツビシと変わらぬ存在に成り下がるはずだからね。