奇跡のGT-R2021年04月11日 18時33分09秒

EUNOS ROADSTER
フルオリジナル、実走1800kmのR32 GT-Rが2200万円なんだそう。まだ30年経ってない国産車が2200万円ってなかなかの値段だけど、コンディションを考えるとバーゲンプライスのよーな気もする。新車時の発売価格は450万円なので5倍近い値段だけど、このコンディションのR32は世界中探してもまず出てこないと思う。欲しい人は幾らでも出すだろうから、ヴィンテージカーのオークションに出品されれば今すぐにでも2倍の値段で落札されると思う。今やハコスカやS30が普通に2000万円のプライスタグを付けてるんだから、稀少性を考えると2200万円は決して高くない。

それにしてもオーナーは何でせっかく手に入れたGT-Rにほとんど乗らなかったんだろうね?将来価値が上がる事を予想して、投資感覚で動態保管してた可能性が高いよーな気がする。ただ納屋で眠ってたバーンファインドの個体だとこんなに状態が良いはず無いもんね、オリジナルのタイヤがこれほど綺麗に維持されていると言うことは、最初から長期保管するつもりだったに違いない。お金持ちが2台手に入れて、1台は愛車として普段乗り、もう1台をガレージで保管してたのかもしれない。

このクルマの価値はフルオリジナルのコンディションと低走行距離に尽きる。ここまでくると乗っちゃいかんと思う。まぁ乗る乗らないはオーナーの自由なんだけど、乗ったら乗っただけ稀少性が薄れてどんどん普通のR32 GT-Rに近づいてゆく。この個体は是非ともニッサンが買い取って、ヘリテージコレクションとして座間事業所で動態保存すべきな気がする (^^)