SONY2016年03月11日 23時07分16秒

河津桜
まさかの3日連続の飲み会、ふぅ。

俺は昔からSONYの製品が好きで、長年愛用してきた。SONYといえば昔も今もスタイリッシュで洗練されたデザインの製品が多く、それが最大の特徴だと思ってる人が多いと思う。だけど俺がSONY製品で一番魅力に感じているのが優れた操作性。SONYの家電って昔から操作性に優れていて使いやすかった。ヒューマン-マシンインタフェイスが良く検討されていて、どれも直感的に操作できるんだよね。

初めてそれを感じたのは1987年に買ったSONY製のCDプレーヤ、CDP-337ESDだった。CDプレーヤの操作性なんてどれも似たようなもんだと思ってたんだけど、友人の買ったヤマハのプレーヤの使い難さに絶句。CDをローディングしたら自動的に再生が始まるんだけど、当時のCDプレーヤでディスクのローディング後に自動で再生が始まるのはSONYだけだった。

CDP-337ESDには本体に20番までの番号ボタンが付いていて、5番のキーを押すと5曲目が再生される。だけどヤマハやケンウッドのCDプレーヤは5番のキーを押してから再生ボタンを押すまで再生が始まらなかった。リモコンでも20キーを使った同様の操作が可能で、TVのチャネルボタンを押す調子で曲が再生できた。おせっかいすぎるのはウザいんだけど、SONYのCDプレーヤは心地よい操作感だった。

再生モードも良く考えられていた。収録曲の順番に再生する標準モード、ランダムに再生するシャッフルモード、任意の順番で再生するプログラムモードが本体のキーで選択できた。再生モードはディスクをアンロードしても電源をOFFにしても記憶されていて、シャッフル再生の好きな人はCDを変えてもシャッフル再生で聴くことができた。他のメーカ製のCDプレーヤはシャッフル再生を常用することは想定されていなくて、ディスクを入れ替える度にプログラムモードキーを押してカーソルキーでランダム再生を選択する必要があったんだよね。

ユーザ目線で徹底的に検討されたインタフェイスこそがSONY製品の最大の魅力。アップルの故スティーブジョブスがSONY製品に憧れを抱いたのはそのスタイリッシュなデザインよりも、洗練された操作性だったんじゃないかな。iPodを初めて操作したときの優れた操作性には驚いたもんね、説明書が一切不要で迷わず操作できてしまう完成されたインタフェイス。インタフェイスの完成度はSONY以上だった。