ノッキング2018年02月26日 20時58分15秒

林道ツーリング
セッティング中に一度ノッキングが出て、かなり焦ったことは前に書いた通り。ノッキングが出たのは上り坂でアクセル全開から少し緩めたところで、回転数6500rpm前後、空燃比は12前後だった。慣らし中の燃費を良くしてやろうと調子に乗ってガスを薄くしたらノッキングが出た。B-SPEC(圧縮比10.3)の時はこの空燃比でもノッキングは出なかったので、完全に油断してた。

点火時期は約26度だったので、点火時期が原因ではなかったんぢゃないかと思っている。ガスが薄くて気化熱の効果が下がり、燃焼室の温度が高くなってプレイグニッションを起こしたと推測。あくまで俺の想像だけど。ノッキングが出たときの空燃比は12前後だったので、ノッキングが出るほど薄くはないよーな気がしている。

問題はその下の回転域で、5500rpm付近では空燃比12.5前後だった。5500rpmあたりから上はある程度燃料を濃くしてないと、燃焼室温度が徐々に上がってノッキングが起こってしまうのかもしれない。今は5500rpmより上で空燃比が12より濃くなるようガスを増やしてるんだけど、これ以降ノッキングは出ていない。

圧縮比が高くなると混合気の燃焼速度が速くなるので、点火時期が早すぎるとノッキングが起こりやすくなる。また圧縮熱が大きくなるので、プレイグニッションによるノッキングも起こりやすくなる。意外に感じるかもしれないけど、高圧縮比のエンジンは低圧縮比のエンジンよりも点火時期は遅めで燃料は濃いめのセッティングとなるんだよね。濃い燃料は特にエンジンに悪さをすることは無いので、適度に濃い燃料はノッキング防止のマージンとして有効。燃費は悪くなるけどね。

ちなみにノーマルのB6エンジンの空燃比は高回転域で10.5前後になっている。いくらなんでもこれは濃すぎ。アクセルオフでマフラーから火を噴く仕様(笑)