バーンファインド2020年02月01日 23時16分50秒

momo veloce
53年間も納屋に放置されていたメルセデスベンツ 300SL ガルウィング。まるで時間が止まったままのような、神秘的にさえ見える光景。数年前にも、日本の田舎の納屋から希少なフェラーリデイトナの限定モデルが見つかったニュースが世界中で話題になった。

フェラーリやランボルギーニは所有できる人が限られているのでそんなクルマは滅多に出てこないだろうけど、ロードスターは日本中のいたるところで見つかると思う。ロードスターを手放す決心がつかずに、将来復活させようとナンバー外してとりあえず保管っていうケースはニポン全国に腐るほど存在してるハズ。少なくともニポン国内にナンバーを外されたロードスターは何千台と存在していると思う。

納屋で保管されていればバーンファインドとして将来高値で売れる日が来るかもしれないけど、雨ざらしで放置されている車両もたくさんあると思う。塗装の艶が無くなり、紫外線に焼けてまっ茶色に硬化してしまった幌を見るのは切ない。田舎には納屋は珍しくないので、納屋の中で眠っているNA6もたくさんあると思う。いくら走行距離が少なくてもゴムや樹脂類は劣化するし、カビも生えれば鉄も錆びる。納屋で保管している場合も定期的に外に出してエンジン掛ける必要はあるよね、不動車では復活させるハードルが一気に上がると思う。

実家の近所にも雨ざらしで放置されたNA6やハチロクがあるんだけど、もう二度と動くことはないんぢゃないかと思う。朽ち果てた車両でも、フルレストアして復活させれば元が取れるくらいまで価格が上がれば復活の日は来るのかもしれない。だけどいくら人気があってもロードスターはタマ数が多いので、そこまで価格は上がらないよーな気がする。あと30年くらい経てば状況が変わってるかもしれないけどね。

240Z2020年02月02日 23時35分55秒

夕焼け
先日紹介した240Z、落札価格はUS$310,000とほぼ予想どおり。S20エンジンを搭載するZ432でなくても、程度が良ければ3000万円を越す値が付いちゃうんだね。もしこれと同程度のコンディションのZ432がオークションに掛けられたら、1億円近い値が付くのカモ。国産車でここまで高値がつくのは240ZとトヨタS2000くらいだろうね、外国で人気が高くないとここまで高値はつかなそう。

リトラクタブルなZ31フェアレディZって人気ないのかな?ネットで調べると100-300万円と結構いい値がついてるけど、高いのは3LのV6を積む300ZR。S30 Zに比べると随分と安く感じるけど、35年も前のスポーツカーなので十分に旧車。この時代のスポーツカーを買うには実車確認は必須だと思う。いくら内装が綺麗でも、個人的にはタバコ臭い車両とか絶対嫌。カーペットの新品パーツとかまず出ないし、いくらレストアの際に洗っても臭いは取れなそうだし。

その点NAロードスターは安心。その気になればドンガラにしてカーペットやシートを新品に替えれば臭いの問題も解決できてしまう。レストアベースをさがしてるなら、値段が魅力的であれば実車確認なしで販売店を信じて買うのもアリかもしれない。ロードスターはタマ数が多いので、今はまだ掘り出し物の下取り車両が見つかる可能性も無くはないし。

昔従弟が2シーターの300ZRに乗ってたんだよね。ナンバー外して納屋の中で保管してたんだけど、金策の為に手放してしまった。確か2005年くらいまではまだ納屋の中にあったから、20年近く納屋の中で眠ってたと思う。もし手放さずに30年以上眠ってたとなると、立派なバーンファインド状態だったろうね。

ジャナレリー・デザイン-12020年02月03日 16時22分07秒

NA6CE
このクルマカッコいい。ジャナレリー・デザイン-1ってクルマなんだそう。ドバイを拠点にするデザイナーのアンソニー・ジャナレリー氏によるデザインなんだそう。ドバイといえばスーパースポーツのイメージが強いけど、このモデルはイギリスのライトウェイトスポーツの雰囲気を感じる。よく見ると現代版コブラというだけあって、ダイナミックで迫力のあるデザイン。

850kgの軽量コンパクトな車体に、日産製の3.5L V6エンジンをミッドシップに搭載。かなりロングノーズなエクステリアデザインなのでてっきりフロントエンジンだと思ったら、なんとミッドシップレイアウト。850kgの車重を考えるとリアヘビーすぎるパッケージングが気になるけど、この手のクルマにはそれも強い個性として受け入れられるんだろうね。

個人的には軽量コンパクトな2L直4エンジンを搭載して正統派ライトウェイトスポーツに仕上げた方が面白いと思うけど、アメリカ人にはこっちの方がウケそう。大排気量エンジンの方がマッチョなデザインにも合ってるよーな気もするしね。