Bスペック ステージII2015年05月15日 23時34分18秒

平成5年式 NA6CE
マイロドスタのエンジンはマツダスピードBスペック・ステージII仕様。今から17年前にマツダアンフィニ西東京(スポーツファクトリー荻窪)で作業を依頼して施工してもらった。Bスペックエンジンの主な仕様はこんな感じ。

ハイコンプピストン:圧縮比10.3
シリンダーヘッド:ポート段付および形状修正加工
カムシャフト:ハイカム(作用角IN&EX250度、リフト量8.5mm)
バルブスプリング:固有振動数アップ
コンピューター:点火時期&燃調セッティング
フライホイール:クロモリ製5.35kg
最高出力:144ps/6500rpm
最大トルク:17.0kg-m/5700rpm

エキマニは既にマキシムワークス製のものに交換してたし、マフラーはHKSリーガルに交換してたのでそれらはレスオプションでメニューから外してもらった。当時の領収書が残ってるんだけど、支払い総額は547,300円とチューニング内容からするとかなりお高め。

だけど当時はまだ今のようにネットが普及していなくて、得られる情報に限りがあった。信頼できるショップかどうか判断する術が無かったんだよね。愛車を怪しげなショップに任せる気にはなれなくて、値段は高くても迷わずマツダスピード一択だった。ちゃんと保証も付いてきたし、何といってもワークスチューンだし(^^)

そんなBスペックステージIIだけど、エンジンがスムーズに高回転まで回るようになったこと以外は正直大きな変化は感じられなかった。エアクリも純正形状のマツダスピード製のフィルターに交換しただけだったこともあってか、パワーアップはほとんど体感できなかった。それがバルタイを進めてみてフィーリングは一変、トルクフルでこれまでとは全く別物のようなエンジンに豹変。せっかくのハイコンプピストンもハイカムも、本来の能力をほとんど発揮していなかった。

そんなBスペックも3年くらい前にシャシダイに掛けたんだけど、最高出力は140ps出ていた。施工から15年経って140psならそこそこ頑張ってると思う。残念だったのがトルク。仕様の17kgなんて夢のまた夢、最高トルクで14kg台と1600cc自然吸気エンジンの視点から見ても少々残念な結果だった。間違いなく最初から17kgなんて出てないね、17kgも出てたら乗ってすぐに感動したハズ。Bスペックに最初に乗った印象は「ん、何か変わった?」だったし。バルタイ調整でトルク特性がどのように変わったか確認したいので、またシャシダイに掛けてみるつもり。

今のエンジンが楽しくて結構満足してるんだけど、マーレのピストンとキャリロのコンロッドを入れてみたいと妄想中。街乗りオンりーなマイロードスターには明らかにオーバースペックでコスパが悪いし、性能が十分に発揮させられないのは分かってるんだけど、エンジン内部のイナーシャの低減がレスポンスアップにどのくらい効くのか試してみたいんだよね。趣味のクルマなんだから街乗り中心でもエンジンにお金掛けちゃうのもアリかと(^^)