高商野球部2016年04月11日 22時51分00秒

雲海
この記事が面白かった。センバツ高校野球大会で準優勝を飾った高松商業ナイン、実はかなりやんちゃな子達の集まりだったんだそう。中学で活躍したプライドの高いお山の大将が集まった野球部、その個性的なチームを纏め上げた監督の手腕は中々のものだと思う。名監督の前に、名先生なんだろうね。

「そこはスパイクで上がるところじゃないだろ」「ここにゴミ捨てていいのか」「勝ったら学校生活は何してもええんか」。高松商業に限らず、これが今の商業高校野球部の実態なんだろうね。まだ子供だし、考え方も甘いと思う。甲子園出場を夢見て全国から野球エリートが集まる私立の強豪校では有り得ないこと。だけどそんな彼らだからこそ、センバツで準優勝という活躍ができたのかなとも思う。

最良の結果を出すには色々な方法がある。身体能力に優れた選手を揃えるのも手だし、高い技術を身につけさせるのも有効だと思う。だだけどいくらいい選手を育てたところで、本番の試合で緊張して硬くなってては勝てない。一発勝負の甲子園、練習を頑張った子ほど本番では緊張して硬くなるんぢゃないかと思う。高松商業躍進の秘訣は、のびのびと野球が出来ていた事だと思う。

特別に秀でた選手はおらず、マスコミから注目されることはなかった。もう何十年も優勝から遠ざかり、現役で活躍するようなプロのOBも居ない。センバツは失うものがなかったからこそ、皆がリラックスして本来以上の力が出せたんだと思う。だけど次の夏の大会では優勝候補として騒がれ、今までに感じたことのないプレッシャーも感じるハズ。

夏の大会でセンバツのようにのびのびとプレーできるかどうか、夏の大会が今から楽しみだね(^^)