馬力規制2017年02月21日 22時31分29秒

インテリア
日曜日に趣味の悪い金色のGT-Rを目撃。それもゴールドメタリックに塗装しているんじゃなくて、バフ掛けしたような風景が写りこむ金色。純金というよりはちょっとグリーンがかっていて、メッキされた金って感じの色合い。今まで見たGT-Rの中で一番趣味が悪かったけど、どうやったらあの反射するメッキのような仕上げになるのか不思議。塗装やラッピングでは不可能だと思うし、まさか本当にメッキしたとも思えないし...

ニッサンGT-Rの2017年モデルは3.8リットルV型6気筒ツインターボエンジンから570馬力を発揮するんだそう。現行GT-Rは2007年12月の登場というから、今年で丸10年の長寿モデルということになる。エンジン出力は登場時の480馬力から、10年を掛けて90馬力ほど向上。それにしてもあのウキウキドキドキした現行GT-Rの登場から早10年、期待とは裏腹に全然カッコよくないデザインにガッカリしたときからも早10年(笑)。

現行GT-Rの570馬力という出力は、280馬力を誇ったR32スカイラインGT-Rの2倍以上の出力。ちょっと前まで日本車を縛り付けていた280馬力規制って一体何だったんだろうね。ほんの10年余り前までは、280馬力を超える国産車は型式の取得が出来なかったんだよね。グローバル商品であるクルマが国内市場では不当な制限を受けていたなんて、今では考えられない規制だと思う。

一方でガラパゴスな軽自動車は未だに64馬力規制の縛りが掛けられている。軽自動車は660ccという排気量制限があるから普通自動車の280馬力規制ほどの理不尽さは感じられないけど、何のための規制なのかは正直よく分からない。平成の始め頃は自動車事故による死者が増加の一途を辿っていたこともあって、必要以上の出力競争は悪といった理由付けも多少は説得力があったと思う。だけど年間の交通死亡事故者数が4000人を下回る今、馬力規制の必要性はほとんど無いと思う。

マイロードスターはカタログ値120馬力、ハイコンプ仕様のマイロードスターのシャシダイ測定の最大出力が140馬力。馬力規制とは無縁のロードスターだけど、運転は超楽しい (^^)