ローマ2019年11月18日 22時59分19秒

東京モーターショー2019
なんか凄くカッコいいね、フェラーリの新型スポーツカー「ローマ」。これぞフロントミッドシップスポーツというような典型的ロングノーズ・ショートデッキのスタイリング。リヤシートを備えた2+2のパッケージングだけど、このデザインだとリヤシートは実用性ゼロだろうね。フロントシートのリクライニングと荷物置き場のスペースというのがその役割だと思う。

最近のフェラーリは派手なダクトや凝った意匠のランプ類を多用してたイメージがあるけど、ローマはシンプルで文句なく美しい。驚いたのがテールランプ。フェラーリと言えば丸形のテールランプというイメージがあるけど、ローマはその伝統と決別。ローマの流麗なスタイリングにも丸形テールランプはマッチすると思うんだけど、敢えて採用しなかったんだろうね。実はローマってVISION COUPEの影響を受けてるんじゃないのかな、キャラクターラインを多用せず曲面で美しさを表現しようとしているように感じる。ボディカラーもフェラーリ定番のロッソコルサでなく、陰影が出やすいガンメタリックだし。

フロントミッドに搭載されるエンジンは3.9リッターV8ツインターボ、最高出力は620PS。こういう純粋なエンジンのスーパースポーツって、いつまで手に入れることが出来るんだろうね。この手のスーパースポーツは日常生活に必要不可欠という訳ではないので、最近の環境意識の高まりを考えるといつまで作ることが許されるのか行く先に不安を感じる。もしかすると子のフェラーリが最後のエンジン搭載モデルになるかもしれないので、フェラーリが欲しくてその経済力がある人はローマは買いだろうね。