セミ2015年08月20日 22時21分46秒

アブラセミ
夏といえば蝉。このアブラ蝉は全く泣きもせず、飛ぼうともしなかったんだけど、もしかしたら羽化したばかりだったのかもしれない。だけど蝉って早朝に羽化するんぢゃなかったっけ?この写真を撮ったのは夕方だったんだけど、もしかしたら弱ってて死にそうだったとか?クローズアップレンズがあったら面白かったんだけど、標準ズーム24-85で寄れるのはこれが限界だった。

蝉って7年以上も地中にいて、羽化して地上に出ると1週間で死んでしまうと幼い頃から聞かされて育った。暑い中大声張り上げてミンミン鳴いてる姿も何となく壮絶な人生を連想させる。てな訳で蝉はなんだか可哀想なイメージがあるので、息子の昆虫捕獲の対象からも外れている。だけど蝉が地上に出て1週間の残り少ない人生を謳歌しているかどうかは本人、もとい本蝉ぢゃないと分からない。

むしろ7年も生きる蝉は昆虫としてはかなりの長寿の部類。蝉は成虫になってから一週間の寿命と言われているけど、実際は1ヶ月くらい生きているんだそう。トンボの寿命も1、2ヶ月だし、蝉はとりたてて短命って訳でもないらしい。なぁんだ、結構普通ジャン、蝉。蝉よりも虫かごの中でキリギリスに食べられちゃったトンボや、鎌とお尻だけになってた小さいカマキリのほうがよっぽど可哀想な気がしてきた。

先日ウチのマンションの玄関の前に蝉がいた。仰向けにひっくり返ってて、手足も動かしてないところを見るとご臨終な様子。夏の風物詩ともいえる光景だけど、蝉が死んでるのって何だか切ない。踏むといけないので脇に寄せようと手を伸ばしたら、突然ジジジジと音を立てて羽ばたいた。あまりの突然の反応にビックリで、心臓止まるかと思った。毎年の事ながら蝉って怖い。

そういえば最近見るのはアブラゼミとクマゼミばっかりで、長らくミンミンゼミとか見てないよーな気がする。ツクツクボウシは鳴き声はよく聞くんだけど、姿は見た事ないカモ。蝉の中ではツクツクボウシの鳴き声が飛びぬけてイイよね、何でみんな揃ってあんな難しい鳴き方するのか不思議。

「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ、ツクツクイーオーイ、ツクイーオーイ、ツクイーオーイ、イッ...」ってね (^^)

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