トリミング2009年10月30日 22時44分23秒

増産
ディジタルカメラの画素数の議論になると、必ずといっていいほどトリミングの話が出る。A3プリント以下なら10メガピクセルあれば十分といった話の後に出てくるトリミング理論だ(笑)。画素数が多いほどトリミングの自由度が高くなるから、画素数は多い方がいいという主張。

確かにトリミングの自由度は高くなるんだけど、トリミングしなくていいようにフレーミングするのがカメラの基本。トリミングするなとは言わないが、トリミングを前提に話をするところがおかしいと思ふ。

そもそも写真を撮ってて面白いと感じるのはフレーミング。だからトリミングはほとんどやらないし、面倒だからやりたくもない。望遠で寄り切れない場合にトリミングでカバーする人も居るようだけど、シチュエーションにあったレンズを準備するのが基本。

フレーミングを決める際にファインダー視野率100%は有効なんだけど、D700の様な96%程度の視野率でもちょっと広めに写ることを意識してフレーミングすれば特に問題はない。それよりも明るくてピントが掴みやすいファインダーである事の方が重要。案外トリミング論者とファインダー視野率100%信者は同一人物だったりして(笑)。

それよりも低画素に押さえて1画素あたりの光量を増やし、感度やダイナミックレンジを拡大してくれる方が嬉しい。まさにその方向を目指しているのがNikon D3S、ブラボー(^^)