スニーカーブーム2022年05月28日 23時04分09秒

Captain Stag フォールディングバイク
最近またスニーカーがブームになってきて、人気モデルは驚くほどのプレミアム価格で取引されてるらしい。スニーカーって定期的にブームになってるような気がするけど、ビンテージスニーカーの多くは加水分解が進んで強度が無くなってるから実際に履くことができないんだよね。特にクッション部分の素材は早いと4~5年、長くても15年も経てば劣化して履けなくなってっしまう。

90年代後半の空前のエアマックスブームの最中、サウジアラビアでAir Max 96を買ったんだけど、10年も経たずしてソールが加水分解してしまった。加水分解してることを明記して某クションに出品してみたら、それでも売れたのには驚いた。あと1998年にロサンゼルスで超カッコいい黒レザー表皮に白いスウィッシュのAir Force 1を見つけて買ったんだけど、10年くらい寝かせておいたのを履いたらソールのエアバッグがパンクして履けなくなってしまった。スニーカーの実用年数はいいとこ10年だと思う。

ビンテージスニーカーに何十万、何百万と払って手に入れる人は、そのスニーカーを履かずに愛でる為に買ってるんだと思う。80年代のナイキのスニーカーとか好きだけど、履けないスニーカーにはあまり魅力を感じないかな。履けないビンテージよりはレプリカ買って履く方が性にあってる気がする。

ビンテージカーにしてもビンテージジーンズにしてもちゃんと動いたり、着ることができたり、一般的にコンディションがいいほど高値で取引される。ビンテージスニーカーもコンディションのいい方が高いんだけど、幾らコンディションが良くてもまず履くことはできないんだよね。色んなものがビンテージとしてプレミアム価格で取引されるけど、機能しないのに高値が付くスニーカーって結構珍しいと思う。